ロータス、世界最速レベルの電動ハイパーGT『エメヤ』発表。最高出力は917ps

2023年9月8日(金)17時10分 AUTOSPORT web

 ロータスは9月7日、同ブランド初の4ドア・ハイパーGT、『Lotus Emeya(ロータス・エメヤ)』を発表した。0-100km/hを2.8秒以下で駆け抜けるこの新型グランドツーリングカーは、今月1日に国内導入車が発表された『エレトレ』と同じく、ロータスの電気自動車ラインアップに加わるニューモデルだ。


 7日(木)にアメリカ、ニューヨークで先行公開されたエメヤ。アクティブフロントグリルやリヤディフューザー、リヤスポイラーなどの先進的でアクティブな空力特性が与えられたこのクルマは、ロータスが創業以来、75年間培ってきたエンジニアリングとデザインにおける専門知識と最新の先進技術を融合させることで、ロータスの走りとフィーリングの新たなベンチマークを築く1台となる。


 乗り心地とハンドリングの卓越性においては、GTセグメントに新たな基準を打ち立てた。それを実現するのは、エメヤに搭載された電子制御エアサスペンションシステムだ。このサスペンションは1秒間に1000回前方の道路状況を読み取るオンボードセンサーと連動し、もっともスムーズな乗り心地を確保するために車両を自動的に調整する。


 パワートレインは最高出力675kW(約917ps)、最大トルク985Nmを誇るハイパワー・デュアルモーターと2速トランスミッション、容量102kWhの内蔵バッテリーで構成され、トップスプードは256km/hをマークする。航続距離はエレトレと同レベルの約600kmになるとの予想だ。


 なお、350kWのDC急速充電器に接続した場合、エメヤはわずか5分の充電で150kmの走行が可能となる。

リヤには、アクティブリヤディフューザーとアクティブリヤスポイラーが装備され、走行時の安定性を向上させる。


 内装はPVDアルミニウム、アルカンターラ、ウルトラファブリックスPU、ナッパレザーに加え、ファッションや衣服産業から出る綿くずを再利用した新しい高級糸を使用し、素材のカーボンフットプリントを削減しながら軽量化も実現。コクピットには直感的なインフォテインメントシステムが奢られるほか、ロータスのパートナーであるKEFの車載オーディオシステムが備わる。


「これは、これまで見たことのないようなロータスです」と語るのは、ロータスグループ・デザイン担当副社長のベン・ペイン。


「私たちはロータスがこれまでに達成してきたすべてを基にして、ドライバーに自信を与え、ありのままの感情と純粋な喜びで高揚するようデザインされた高級パフォーマンスカーをつくりました」


 老舗スポーツカーメーカーであるロータスのスポーツカーのDNAの強さと、4ドアのラグジュアリーさと快適さが融合して誕生した電動ハイパーGT『エメヤ』。ロータスの高級パフォーマンス電気自動車のラインアップのフラッグシップモデルとなる同車は、2024年の生産開始が予定されている。

ロータス・エメヤのインテリア(コクピット)
ロータスは、ファッションや衣服産業から出る綿くずを再利用した新しい高級糸を使用する世界初の自動車メーカーであり、この取り組みはサステナブルなラグジュアリーの新たなビジョンを提供するものだ。
ロータス・エメヤは、0-62mph(0-100km/h)加速タイムが2.8秒以下という世界最速の電動GTのひとつだ


■ロータス・エメヤ技術仕様(目標データのみ)
















































パワートレイン構成ロータスICCインテリジェント・トルク配分によるフルタイム全輪駆動
電気モーター フロントパーマネントマグネット
電気モーター リヤパーマネントマグネット
トランスミッション フロントシングルスピード
トランスミッション リヤデュアルスピード
最高出力675kW/905hp
最大トルク985Nm
最高速度159mph/256km/h
0-100km/h2.78秒
80-120km/h2.0秒以下
バッテリー容量102kWh

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