「スイング幅が良い意味で大きい」元首位打者・鉄平も村上宗隆の打撃に惚れ惚れ「あの威圧感は他にはない」

2022年9月8日(木)6時0分 ココカラネクスト

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 現役時代は2009年にパ・リーグ首位打者に輝くなど巧打者として活躍し、2020、21年には東北楽天ゴールデンイーグルスで打撃コーチも務めた鉄平氏が、ヤクルトの村上宗隆について語った。

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 村上は今月2日の中日戦、史上最年少でのシーズン50発を記録するなど、打率.341、51本塁打、125打点(9月5日現在)で打撃3部門のトップを独走し、2004年の松中信彦氏以来の三冠王を十分に狙える位置にいる。

 そんな絶好調の村上について鉄平氏は、「スイング幅が良い意味で大きい。バットが通過するところが大きい」とスイングに注目する。

「ストライクゾーンをしっかり通過するスイングをするんですよね。元々、自分の強いゾーンに来た時の打撃が良いバッターでした。落ちる球などに対する弱さはありましたが、そこがかなり改善されている。良いところを残したまま、弱かったところがきれいに修正され、手を付けられない状態になっています」と村上を分析。近年の変化について言及しながら「軸がぶれず、打てる条件を押さえている」と対応力の高さを強調した。

 また、「去年の春、オープン戦を見ていてすごいバッターになってきているなと雰囲気は感じていました」と変化を感じた時期にも触れ、さらに「打席に立ってるだけで凄みを感じるバッター。あれほどの威圧感を出せるバッターは他にはいない。まるでゲームみたいですよ」と、村上の無双ぶりを野球ゲームに例えている。

「相手投手のピッチングを読む能力も今季は上手いことハマっているように見えます」と分析力についても高く評価した鉄平氏。未曽有の領域を進む若き大砲に、「令和初の三冠王になるかもしれない。頑張ってほしい」と期待しているようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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