亀井雄大がトップタイムを記録するが痛恨の転倒でレースは欠場/全日本ロード 岡山公開テスト3日目
2022年9月9日(金)22時31分 AUTOSPORT web
全日本ロードレース選手権第7戦岡山(9月18日決勝)に向けた事前公開テストは、9月9日(金)に3日目を迎えた。この日も、朝から青空が広がりコンディションは上々。タイヤメーカー枠とJSB1000/ST1000スポーツ走行が、それぞれ2本ずつ行われた。
午前9時から始まったタイヤメーカー1回目の走行では、亀井雄大がセッション最後に1分31秒657をマーク。結果的に、このタイムが3日目のトップタイムとなるのだが、続いて行われたスポーツ走行1回目では、さらにタイムアップを狙っていた。しかし、モーターサイクルシケイン進入で転倒。すぐに赤旗が提示されセッションは中断されてしまう。
「鎖骨を2個所折ってしまいました。ちょっとオーバースピード気味にモーターサイクルシケインに入っていって切り返しで縁石に乗ってしまい転倒。左肩から落ちてしまいました。岡山の病院で応急処置をしてもらい、鈴鹿に戻って来週火曜か水曜に手術となるので、残念ながら岡山ラウンドは欠場です」と亀井。
2番手に岩田悟(Team ATJ)が1分32秒087、3番手に関口太郎(SANMEI Team TARO PLUSONE)が1分33秒341、4番手に“代役オレ”の加賀山就臣(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)が1分33秒582で続いた。
「2回目の走行で、これ以上走るのは危険と判断して早めに切り上げました。久しぶりにJSB1000マシンに乗ったからか、うまく乗ることができていないので、余計な力を使ってしまっていますね。初日よりタイム的には出ていませんがユーズドしか使っていませんし、内容は2日目の方がよかったです。今回の代役参戦でチームのために少しでもプラスになることをやっていこうと思っています」と加賀山。
ST1000クラスは、國川浩道(TOHO Racing)が最後の走行で1分33秒849までタイムを縮めている。
「今日は4時間、ずっと走りっぱなしでした。1分33秒台真ん中で走るのが目標ですが、まだまだ届いていないですね。それでもひとつの壁を破ることができましたし、車体もまとまってきているので、レースウイークにレベルを上げてトップ争いについていきたいですね」と國川。チームのホームコースだけに、理想は國峰啄磨(TOHO Racing)とのワン・ツーだろう。
J-GP3クラスは、2本目で1分40秒720をマークした上原大輝(Team Plusone)が連日のトップタイムを記録した。
「2本目にフレッシュタイヤを入れて、引き続き、いろいろ試しながらセットを進めましたが、ちょっと前進できたかな。まだ改善点はあるので、一発タイムもアベレージも、もう少し上げたいですね」と上原。J-GP3クラス1年目ながら驚異的な速さを見せている。
2番手にチームメイトの木内尚汰(Team Plusone)が1分40秒991で続き、プラスワンのふたりがセッションをリードした。ディフェンディングチャンピオンの尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)は、1本目にマークした1分41秒170で3番手。
4番手には、マシントラブルに見舞われながらも1分41秒705を記録した上江洲葵要(41Planning With PENSKE)が続き、5番手に1分42秒276の徳留真紀(MARUMAE MTR)、6番手に1分42秒452の小合真士(SDG Motor Sports Jr. Team)、7番手に1分42秒587の宇井陽一(41Planning)、8番手に1分42秒615の岡崎静夏(JAPANPOST HondaDream TP)、9番手に1分42秒634の高杉奈緒子(TEAM NAOKO KTM)、10番手に1分42秒854の中島元気(Honda Hamamatsu ESCARGOT RT)と続くトップ10だった。