苦境が続く大谷翔平、米メディアは「二刀流」継続に期待「野球を変え続ける才能と資質を持っている」

2023年9月9日(土)14時16分 ココカラネクスト

大谷は状態が良ければ明日の試合で復帰する可能性があるという(C)Getty Images

 右わき腹の張りを抱えるエンゼルスの大谷翔平は、現地時間9月8日(日本時間9日)のガーディアンズ戦も出場せず、これで5試合連続での欠場となった。

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 先月23日のレッズ戦で先発登板時に右肘の靭帯損傷が判明して以降、打者での出場を続けてきた大谷。現在も試合出場への意欲が高いと報じられているものの、フィル・ネビン監督の判断により、わき腹の状態が万全になるまで回復に努めるという。

 今回の肘の故障、さらに、わき腹の痛みに見舞われ、大谷の「リアル二刀流」という驚異的なプレースタイルの過酷さが改めてフォーカスされることに。また、今後の継続の可能性も議論の対象となり得るだろう。

 その中で、米国内では、引き続き大谷の投・打両方での活躍を望む声も聞こえている。米スポーツメディア『SBNATION』では、現地時間7日(同8日)に配信した大谷の特集記事の中で「エンゼルスのスター選手は、野球選手に対する私たちの考え方を書き換えた」と主張している。

 同メディアは、同じく投・打で実績を残したベーブルースの「二刀流」がキャリア序盤までだったことなどを振り返りながら、大谷について「ビデオゲームでも実現できなかったファンタジーが、2023年になり、ショウヘイ・オオタニは不可能を現実にするために最善を尽くしている」とこれまでのパフォーマンスを評した。

 また、「オオタニの大リーグでのキャリアにおいて初めて、彼の将来について非常に高い関心が寄せられる状況にある」と綴っており、「オオタニはオフシーズンにフリーエージェント市場を確実に賑わすだけでなく、二度目の靱帯損傷から回復するという困難な課題に直面しているのだ」と現在の置かれている状況に言及。

 その上で、今回の肘の故障は手術の必要は無いとも伝えられていることで「それが事実であれば、エンゼルスに所属するかどうかにかかわらず、今後もユニコーンのルーティンを維持できる可能性が残る」と見通している。

 加えて同メディアは「ショウヘイ・オオタニの名誉のために言っておくと、この怪我に怯えて投球を続けることを躊躇していないのは明らかである。彼はまだ二刀流選手として突き進むつもりであり、私たちは皆、彼が健康であり続けることを応援しているはずだ。彼は野球を変え続けるだけの才能と資質を持っている」として、大谷の心情を読み解き、今後への期待を示した。

 肘の故障や、オフのFAなど、選手としての岐路を迎えようとしている大谷。苦境を乗り越え、自身の去就にも大きな決断を下した後、万全となった「二刀流」で再び多くのファンを沸かせてくれるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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