森保一監督と韓国代表監督の比較で自虐も。日本代表のドイツ戦を韓国紙羨む

2023年9月9日(土)11時37分 FOOTBALL TRIBE

日本代表vsドイツ代表 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」はカタールW杯での躍進もあり、ドイツ代表との再戦が実現。日本国内のみならず、韓国メディアも森保ジャパンの戦いぶりに注目しているほか、韓国代表がウェールズ戦で勝利できなかっただけに、ユルゲン・クリンスマン監督と森保一監督の比較では悲観的な見解を示している。


 日本代表はカタールW杯でドイツ代表やスペイン代表を撃破。欧州強豪国からの金星で話題を呼ぶ中、今年に入って中南米4か国と対戦。ウルグアイ代表、コロンビア代表相手に1分1敗だったが、今年6月のエルサルバドル戦で6-0と大勝。ペルー代表相手にも4-1と地力の差を見せつけている。


 今月10日未明キックオフのドイツ戦にファン・サポーターの注目が集まる中、韓国の通信社『GUKJE NEWS』はカタールW杯ドイツ戦での逆転劇を紹介。その上で「韓国代表はウェールズ代表相手に0-0と引き分けに終わった。クリンスマン監督に特別な戦術は見られなかったが、日本代表の森保一監督はドイツ代表相手に再び攻撃的なサッカースタイルで臨もうとしている」と、自国代表の現状を嘆いている。


 カタールW杯でベスト16入りの韓国代表は今年2月、かつてドイツ代表やアメリカ代表を率いていたクリンスマンを招へい。しかし今年6月までの4試合でウルグアイ、コロンビア、エルサルバドル、ペルー相手に2分2敗。ウェールズ戦では試合の主導権を握りながらもシュート4本と攻撃陣が精彩を欠いた。


 またイギリス公共放送『BBC』は今月6日、クリンスマン監督解任の可能性を報道。同監督が韓国国内に常駐せず、アメリカで在宅勤務していること、代表メンバー発表で記者会見を実施せず、報道資料を配布にとどめた対応などを解任危機の要因に挙げている。


 その韓国代表はこの後、今月13日にサウジアラビア代表と激突するほか、来月にはチュニジア代表やベトナム代表と対戦する予定だ。


 韓国紙『東亜日報』は「我々と異なり、日本サッカー協会は『容易ではない』強豪国と交渉した」と、日本代表とドイツ代表の再戦に触れた上で「サウジアラビア戦をイギリス国内で開催することに意味はない。韓国国内でのベトナム戦は、興行面で疑問がある。韓国代表の戦力アップ、FIFAランキングの管理という点で全く役に立たない」と、大韓サッカー協会のマッチメイクを批判している。

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