全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第14戦岡山はスタートを制した小出峻が連勝を飾る
2023年9月10日(日)12時12分 AUTOSPORT web
![](https://news.biglobe.ne.jp/sports/0910/7950505446/ats_7950505446_1_thum800.jpg)
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5大会は9月10日、岡山県の岡山国際サーキットで第14戦の決勝レースが18周で行われ、2番手からスタートを制した小出峻(HFDP WITH TODA RACING)が優勝。第13戦に続き連勝を飾った。
第13戦の決勝レースから一夜明け、迎えた9月10日は8時50分から第14戦がの決勝レースが行われた。前日の予選ではイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)が初ポールポジションを獲得。第13戦で2勝目を飾った小出峻(HFDP WITH TODA RACING)が2番手に並んでいた。
迎えたスタートでは、オオムラ・フラガも好スタートを切ったものの、2番手スタートの小出の発進が良く、トップで1コーナーへ。3番手スタートの木村もオオムラ・フラガをかわそうと試みたが、ここはオオムラ・フラガがポジションをキープしていく。
一方その後方では、オープニングラップのアトウッドカーブで、7番手からスタートしていたエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM’S 320)とデビッド・ビダーレス(B-MAX RACING 320)が接触。トゥルーリがアウト側のバリアにクラッシュしてしまう。これでレースはセーフティカーランとなった。
レースは4周目にリスタートを迎えたが、トップの小出が逃げる一方、オオムラ・フラガと木村のバトルが展開。さらに後方では、5番手スタートの平良響(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC)が野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC)をオーバーテイク。ただトップ3とのギャップはこの時点でかなり開いていた。
上位陣はその後膠着状態となり、最後は小出がオオムラ・フラガに1.249秒のギャップをつけフィニッシュ。岡山での連勝、そして今季3勝目を飾った。オオムラ・フラガは2位、木村が3位でフィニッシュした。チャンピオンを争う木村、平良はそれぞれ終盤ファステストラップを狙いにいき、最終的に平良が最終周、1分24秒531でファステストを奪った。4位平良と3位の木村の差はフィニッシュ時0.270秒しかなかった。
マスタークラスはスタートで今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が先行するものの、セーフティカー前後のなかでリードを奪ったDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が今田を制し優勝を飾っている。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第14戦岡山 決勝結果
Pos | Class | No | Driver | Car | Engine | Laps | Grid | Qualify |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 小出峻 | HFDP WITH TODA RACING | スピースA41 | 18 | 2 | 1’23.667 | |
2 | 52 | I.オオムラ・フラガ | FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX | スピースA41 | 18 | 1 | 1’23.649 | |
3 | 50 | 木村偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING | スピースA41 | 18 | 3 | 1’23.746 | |
4 | 1 | 平良響 | モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC | トムスTAZ31 | 18 | 5 | 1’24.046 | |
5 | 35 | 野中誠太 | PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC | トムスTAZ31 | 18 | 4 | 1’23.746 | |
6 | 36 | 古谷悠河 | Deloitte. HTP TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 18 | 6 | 1’24.318 | |
7 | 51 | D.ビダーレス | B-MAX RACING 320 | スピースA41 | 18 | 8 | 1’24.845 | |
8 | M | 30 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 | スリーボンド東名TB14F3 | 18 | 9 | 1’26.031 |
9 | M | 4 | 今田信宏 | JMS RACING with B-MAX | スピースA41 | 18 | 10 | 1’26.167 |
10 | 53 | 畑享志 | A-NeKT with B-MAX 320 | スピースA41 | 18 | 11 | 1’26.935 | |
R | 37 | E.トゥルーリ | モビリティ中京 TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 0 | 7 | 1’24.820 |
天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:平良響(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC) 1’24.531 18/18
ペナルティ:ゼッケンNo.37は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 統一規則 第15条 1.(危険なドライブ行為)により、決勝結果に30秒を加算及びペナルティポイント1点を課す。