苦しむ日本を救ったのは圧巻のスピード! 伊東純也「スペースがあったので思い切って走った」

2023年9月12日(火)23時59分 サッカーキング

後半頭からピッチに立ち、2試合連続ゴールを決めた伊東純也 [写真]=Getty Images

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 日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2023でトルコ代表と対戦し、4−2で勝利した。試合後、日本代表のMF伊東純也(スタッド・ランス/フランス)がフラッシュインタビューに登場した。

 ドイツ代表との一戦に続いて良い入りを見せた日本代表は、15分にMF伊藤敦樹(浦和レッズ)が左足で強烈なミドルシュートを突き刺して均衡を破る。28分にはMF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)の放ったミドルシュートのこぼれ球をMF中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)が押し込んで追加点を挙げると、36分にも高い位置でボールを奪ったDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)の折り返しから中村が決めてリードを広げた。

 だが、前半終了間際にセットプレーから1点を返されると、後半はトルコ代表に押し込まれる時間帯が続いた。61分にはFWベルトゥ・ユルドゥルム(レンヌ/フランス)にゴールを許して遂に1点差まで迫られると、その後続いたピンチはGKシュミット・ダニエル(シント・トロイデン/ベルギー)の好セーブもあって難を逃れる。

 ここで躍動したのが、後半頭からピッチに立った伊東だった。75分、トルコ代表の右コーナーキックをペナルティエリア内で跳ね返すと、セカンドボールにいち早く反応。スペースにボールを流して一気に加速すると、自らペナルティエリア内まで持ち運び、寄せてきたイスマイル・ユクセキ(フェネルバフチェ)に倒されてPKを獲得した。このPKを伊東自らが沈め、苦しい時間帯を乗り切った日本代表が勝利を掴んでいる。

 試合後、伊東は圧巻のスピードからPKを獲得したシーンを振り返って「後半は押し込まれる時間帯が続きましたが、スペースがあったので思い切って走って行って、ゴールまで行けて良かったなと思います」と話した。PKキッカーとしてボールの前に立ってから蹴るまでは時間がかかったが、「特に何も考えてなくて」と正直に打ち明け、「とにかく決めようと思っていました」と心境を明かしている。

 さらに、伊東は「勝ちで終われたのは本当に良かったと思いますが、2失点してしまったことも事実なので、反省して次に進みたいなと思います」と、勝利の喜びに浸るだけでなく改善点も見据えるべきだと主張した。これで日本代表は9日に行われたドイツ代表戦に続き欧州遠征で2連勝を記録。「チームとして、2試合ともに勝てたことは非常に大きなことだと思います」と話した伊東は「個々でもっと成長して次の試合に臨めればと思います」と所属クラブでのさらなる成長も誓った。

 次回の活動は10月のインターナショナルマッチウィークとなる。13日(金)に新潟県の『デンカビッグスワンスタジアム』でカナダ代表と、17日(火)に兵庫県の『ノエビアスタジアム神戸』でチュニジア代表と対戦予定だ。


【ゴール動画】伊東純也が独力で見せた高速カウンター!

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