アストンマーティン・バンテージが11月の富士スーパーGT×DTM特別交流戦を欠場か

2019年9月17日(火)15時24分 AUTOSPORT web

 11月23〜24日、富士スピードウェイで開催される予定の『スーパーGT×DTM特別交流戦』。日本のスーパーGT GT500クラスに参戦する15台のマシンに加え、6〜10台ほどDTMマシンがドイツから参戦するファン待望のレースだが、Rモータースポーツから2019年にDTMにデビューしたアストンマーティン・バンテージDTMが参戦しない方向であると明かされた。


 10月に開催されるDTM最終戦ホッケンハイムに、レクサス、ホンダ、ニッサンの3メーカーのマシンが1台ずつゲスト参戦し、今季シリーズ終了後には11月に富士で開催される特別交流戦でGT500×DTMの戦いが予定されるなど、本格的な交流をスタートさせるスーパーGTとDTM。


 日本でも高い関心が寄せられている特別交流戦だが、9月14〜15日にニュルブルクリンクで開催されたDTM第8戦でも、シリーズを運営するITR e.V代表のゲルハルト・ベルガーの定例メディアミーティングでも、それに関する質問が寄せられたが、「まだ今は発表できる段階ではない。ホッケンハイムでは発表できるだろう」という回答に留められた。


 そんななか、15日にはアストンマーティンを走らせるRモータースポーツ代表のフロリアン・カーメルガーを囲み、招待されたメディアとの間で朝食会が行われたが、カーメルガーは「まず皆さんにお伝えしたいことがある。11月にスーパーGTとの間で行われる、記念すべき歴史の幕開けとなるレースを欠席することになった」と報告を始めた。


「DTMやGT3で活動をするうえで、すでにもう11月には2020年の準備を開始しなければならない時期となっている。1年前倒しで参戦したDTMだったが、今季学んだレース、マシンやチーム力のポテンシャルをさらに向上させるべく、その準備に集中したい」


「来季には100%の力を発揮できるように、次の開幕までにチーム一丸となって努力をしていきたい」


 この結果、アストンマーティン・バンテージDTMを富士で観ることは厳しくなってしまいそうだが、「このGT500とDTMの“ドリームマッチ”を欠場することへの決断は、断腸の思いだった」とカーメルガー。


「しかし以前から明言している通り、スーパーGTやクラス1のグローバルレースには非常に興味を持っている。ロングスパンで将来の活動を見据えたい」とカーメルガーは、10月4〜6日にホッケンハイムで開催されるDTMフィナーレにおいての日独交流を、日本のメーカーやドライバー、ファンとともに心から楽しみたいと笑顔をみせた。

アストンマーティン・バンテージDTMを走らせるRモータースポーツ代表のフロリアン・カーメルガー


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