大谷翔平に敬遠策取らず 歴史的50号献上もマーリンズの監督に悔いなし「勝負にいった投手を誇りに思う」

2024年9月20日(金)12時45分 スポーツ報知

◆米大リーグ マーリンズ4—20ドジャース(19日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)に7回のピンチで敬遠策を取らず、勝負した上で節目の50号を許したマーリンズのシューマッカー監督は敗戦の試合後、「野球の作戦上は間違った判断かもしれない。だが、野球の神様のために彼と向き合って勝負しなければならない。野球というスポーツへのリスペクトという意味で、勝負することを決めた」と決断の背景を説明。「大谷は私がかつて見た中で、最も才能ある選手。彼がやっていることは私が見たこともないこと。この先、全盛期が続けばさらにすごいことをやりそうだ」と語った。

 3—11と大量ビハインドながら7回2死二、三塁で大谷を迎えた際、マ軍のベンチを映し出した映像ではコーチ陣と話す指揮官の唇の動きが放送禁止用語を交え「私は敬遠など値しないほど、彼を尊敬している」と読めると米メディアなどが指摘。自軍を相手にした記録達成を妨げたい監督も多い中、選手として世界一になり、ナ・リーグの最優秀監督に選ばれた実績を持つシューマッカー監督は、自らの野球観を元に大谷との勝負に挑んだ。

 結局暴投の後、2死三塁からバウマンは歴史的な一発を浴びたが、指揮官は「(敵軍)ベンチではなく、一ファンとしてスタンドで見れたら良かった。だが、私は大谷を恐れるのではなく、勝負にいった投手を誇りに思う。そうあるべきだ。誰もホームランを打たれたくはない。だが、彼は打った。マーリンズにとってはタフな日になったが、野球界にとっていい日になった」と締めくくった。

スポーツ報知

「マーリンズ」をもっと詳しく

「マーリンズ」のニュース

「マーリンズ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ