サインツJr.、レッドブルF1に復帰しなかった経緯を語る。「彼らとは連絡を取らなくなっていた」

2018年9月21日(金)15時3分 AUTOSPORT web

 カルロス・サインツJr.は、2019年に彼がレッドブルF1へ呼び戻されないことになったのは、単に検討の対象外になったからだと述べている。


 ルーキー時代をレッドブルのジュニアチームであるトロロッソで過ごしたサインツJr.は、2017年シーズン末前にルノーへ移ったが、依然レッドブルとの契約下にあった。


 ダニエル・リカルドのレッドブル離脱という噂は今春の早い段階で飛び交っており、高評価を受けるサインツJr.は、リカルドの有力な後任候補と見られていた。


 結局、チームのモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコと代表のクリスチャン・ホーナーは、ピエール・ガスリーをレッドブルに昇格させることを選択。来シーズンはガスリーがマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めることとなった。


「レッドブルに空きが出た場合、僕がシートを獲得するだろうと2016年と2017年には確信していたが、リカルドとフェルスタッペンで確定していた」とサインツJr.はSky Sportsに語った。


「そして僕はルノーへと移り、とても良い年になった。でも必然的にレッドブルとは連絡を取ることが少なくなったので、彼らもそれほど情報を持っていなかった」


「だから彼らは安全策としてガスリーを選ぶという決断を下した。彼は素晴らしいドライバーだし、レッドブルでチャンスを得るにふさわしいから、僕は応援しているよ」


 来季からマクラーレンのドライバーとなる24歳のサインツJr.は、もはやレッドブルの一員ではないが、彼はこれまでに得たサポートとチャンスに対して今後も感謝していくという。


「2015年、トロロッソでの1年目は良い年だった。でも2016年には、2015年型マシンと比べると少し劣るマシンで、僕は3倍ものポイントを稼いだ」と彼は振り返る。


「そして3年目の2017年にはさらにパフォーマンスを発揮し、それがルノーへ移るパスポートになったんだ」


「2年目も同じチームで同じマシンとエンジンを使い、同じメカニックがいることで、マシンの細かい性向を把握できるようになる。その違いによって最後のコンマ2秒を引き出せるようになるんだ」


「チーム全体がまとまることができる。だから安定性というものが重要なんだ。パフォーマンスを発揮するうえで大いに役立つ」


 マクラーレンと2年契約を結んだことで、キャリアがいくばくかの安定性を得たことにサインツJr.は喜んでいる。


「ドライバーには自信が必要だ。もしチームが2年契約を与えてくれたら、それは彼らに本当に信頼され、頼りにされているということだ」


「F1において僕は、初めて2年契約を締結したことになる。それは僕に安定と自信を与えてくれるんだ」


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