「ゲッツーは二塁手で一番多い」コンバートで輝き増した中野拓夢に球団OBからも賛辞!MVPは「野手では中野、投手は岩崎」とも

2023年9月24日(日)13時51分 ココカラネクスト

攻守に大きく貢献した中野。岡田監督のコンバートに見事に応えた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2005年以来、18年振りのリーグ優勝を決めた阪神は今季、多くのプレーヤーが高いパフォーマンスを発揮した。

 投手では村上頌樹、大竹耕太郎、伊藤将司がそれぞれ2ケタ勝利をマークし、岩崎優も守護神として、リーグトップのセーブ数を記録(9月23日時点)。打者では、近本光司、中野拓夢の1・2番コンビが打線を引っ張り、4番大山悠輔はシーズンを通して主軸の役割を果たした。8番に定着した木浪聖也も上位打線への繋ぎ役として、他球団から警戒される存在となり続けた。

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 他にも、多くの選手がそれぞれ結果を残してきている中で、開幕からフルイニング出場を果たしている中野の貢献度を称える声が少なくない。主に2番打者として出場を続け、守備でも今季よりコンバートされたセカンドで安定感のあるプレーを披露した。好守で自らに課せられた役割をこなし、首脳陣の期待に応えた中野には、球団OBからも「MVP級」と評する声が伝えられている。

 現役時、阪神の2003年、2005年のV戦士であり、5年連続で盗塁王にも輝いた赤星憲広氏がYouTubeチャンネル『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』を9月22日に更新。中野の今シーズンの活躍やプレーの特徴などについて論じている。

 赤星氏は今季、自らが選ぶMVPとして「野手では中野、投手は岩崎。トータルで言えば岩崎かな」と語っており、その上でセカンドにコンバートされた中野の守備について「シーズンの前半から中盤、多くの場面で彼の守備力で失点を防いでいた」と称えている。

 さらに、「ゲッツーの数は二塁手で中野が一番多い」と説いており、また、過去の阪神の守備の特徴として失策数が目立っていたこととともに「ダブルプレーを取れなくてランナーを残すケースも多かった」と述べながら「中野のコンバートによってゲッツーが増えたということもすごく大きい」と評した。

 また、バッティングの内容についても言及し、四球の数が昨年よりも大幅に増えたことを指摘。その上で「(四球が増え)追い込まれるまで待つ場合もあり、良い球でも打たないことがある。それでも打率を落とさずに、出塁率も高く四球も多い。明らかに今年の中野は昨年より数段、成長している」と絶賛した。

 個人の成績としても、最多安打タイトル獲得も見えてきている中野。今季、攻守両面で輝きを放った背番号51は秋の季節の戦いの中でも、その堅実なプレーでチームに貢献するはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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