“プレミア・オールスター”案には批判も…今度はベスト11で他国との対戦を検討?

2022年9月30日(金)15時21分 サッカーキング

オールスター戦の開催が検討中か [写真]=Getty Images

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 “プレミアリーグ・オールスター構想”に続き、新たなオールスター構想が検討されているようだ。29日、イギリス紙『タイムズ』が伝えている。

 チェルシーの共同オーナーを務め、MLBのロサンゼルス・ドジャースやNBAのロサンゼルス・レイカーズの株式も保有するトッド・ベーリー氏は先日、プレミアリーグにもアメリカ式のオールスター戦を持ち込むことを提案。「今年LAで行われたオールスターゲームでは、月曜と火曜の2日間で2億ドル(約289億円)を稼いだ。プレミアリーグで北vs南のオールスターゲームを開催すれば、(イングランドのサッカー)ピラミッドが必要とする資金を簡単に調達することができる」とプレミアリーグの南北代表チームによるオールスター開催を提唱した。

 しかし、この案にはリヴァプールのユルゲン・クロップ監督が「素晴らしいね。開催可能な日付がわかったら知らせてもらえるだろう」と反応し、「アメリカの大きなスポーツでは、選手たちは4カ月の休暇があり、その間に少しでもスポーツができることを喜んでいることを彼は忘れている。サッカーとは全く違う」とオフが6月と7月の約2カ月しかないプレミアリーグでは開催困難なアイデアであることを指摘するなど、反対の声も多く挙がっていた。

 このようなことから、アメリカ式のオールスター戦を提案したチェルシーの共同オーナーに就任してまもないベーリー氏は激しい批判を浴びていた。それでも、この提案はプレミアリーグの他のクラブの幹部に多くの影響を与えたことが伝えられている。

 報道によると、視聴者を増やすためにも、海外でのテレビ放映権を増やすためにも、夏の休みの期間や冬の休みの期間に、プレミアリーグのオールスターチームを形成してドイツやスペインなど他国のチームと、ヨーロッパや世界中の場所でオールスター戦を開催することを検討しているという。

 現時点ではまだ検討している段階である上に他国のリーグから承認が得られるかは不透明となっているが、果たしてアメリカ式のオールスター戦がサッカー界で開催されることはあるのだろうか。

 なお、各国リーグのオールスターチームとして予想されているベスト11は以下の通り。

■プレミアリーグ(4−3−3)
▼GK
アリソン(リヴァプール)

▼DF
リース・ジェームズ(チェルシー)
ルベン・ディアス(マンチェスター・C)
チアゴ・シウヴァ(チェルシー)
オレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナル)

▼MF
デクラン・ライス(ウェストハム)
ロドリ(マンチェスター・C)
ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)

▼FW
モハメド・サラー(リヴァプール)
アーリング・ハーランド(マンチェスター・C)
ルイス・ディアス(リヴァプール)

■ラ・リーガ(4−3−3)
▼GK
ティボー・クルトワ(レアル・マドリード)

▼DF
ジュール・クンデ(バルセロナ)
エデル・ミリトン(レアル・マドリード)
ホセ・マリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリード)
ダビド・アラバ(レアル・マドリード)

▼MF
セルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)
ペドリ(バルセロナ)
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)

▼FW
カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)

■ブンデスリーガ(4−2−3−1)
▼GK
ヤン・ゾマー(ボルシアMG)

▼DF
ジェレミー・フリンポン(レヴァークーゼン)
マタイス・デ・リフト(バイエルン)
ヨシュコ・バルディオル(ライプツィヒ)
アルフォンソ・デイヴィス(バイエルン)

▼MF
ヨシュア・キミッヒ(バイエルン)
ジュード・ベリンガム(ドルトムント)
セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
レロイ・サネ(バイエルン)

▼FW
クリストファー・エンクンク(ライプツィヒ)

サッカーキング

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