エバンス「速度を落としきれずリヤをコントロールできなくなった」/WRC第11戦 デイ3後コメント

2022年10月2日(日)10時47分 AUTOSPORT web

 10月1日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』はデイ3のSS8〜13が行われ、同日に22歳の誕生日を迎えたカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合トップに浮上。シーズン残り2戦を残しての自身初戴冠に王手をかけた。そんな競技3日目を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。


■Mスポーツ・フォードWRT


●クレイグ・ブリーン(#42 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合21番手


「このステージは快調だった。素晴らしいループのひとつだよ。明らかに午後はさらに難しかった。たくさんのたまり水のなかを走行しなければならなかったんだ」


「最後の大きなスライドを除けば大きなミスをしていないから、それ以外はすべて順調だ」


●ロレンツォ・ベルテッリ(#37 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合7番手


「シンプルなコーナーを攻めすぎてフロントから山に突っ込んでしまった。幸い、大事には至らなかった。最終ステージでリラックスしすぎていたんだ!」


「でも、こうして最後までたどり着いたからとてもうれしいよ」

クレイグ・ブリーンとロレンツォ・ベルテッリ(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド
ロレンツォ・ベルテッリ(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド


■ヒョンデ・シェル・モビスWRT


●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合4番手


「今日は難しい1日だったが、これ以上のことはできなかった。自分たちのリズムに乗って走行し、なんとか乗り切ろうとしていた。僕たちはなんとも言えない状態にある」


「今朝はうまくやろうとしたが、(ギアボックスの)3速に問題があった。午後のコンディションはほぼ予想どおりだったが、先頭集団のペースに追いつくことができなかった。だから総合4番手のポジションに満足しなければならない」


「金曜日は2回スピンしたし、タイムペナルティで15秒(5秒+10秒)を失った。ラリーでそんなスタートを切ったら、優勝を争うことはできない。明日はしばらくぶりの短い1日になるので、よいポジションで終わらせるつもりだ」


●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合3番手


「今シーズンのなかでも最高の日ではないのは確かだし、実際とても厳しい時があった。タイムペナルティを科されたし、他にトラブルも起きていたが、1日の最後までやり遂げたよ。まだ総合3位につけているから、それほど悪くはない」


「こうしたコンディションで自信を見出すには、パッケージに少々欠けているものがある。パッケージがよければグリップが安定して順調に走行できるが、今日の午後のステージは水と泥が多くてはるかに難しかった」


●オリバー・ソルベルグ(#2 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合5番手


「今朝のオープニングステージのスタートはそれほど悪くはなかったが、2回目の走行では何カ所かでマシンに苦しめられた。それで自信を失ってしまったので、ミスを避けるためにスピードを抑えることにした」


「午後のループでは改善したかったけれど、エンジンのミスファイアがあって、3気筒になってしまった。それまではかなり良いフィーリングが掴めていたし、ステージは厳しいコンディションのなかでも楽しめていたから残念だ」


「僕自身はとても楽しんでいるし、本当にクールな経験になっているよ。僕はミスをしていないから、クリーンな最終日にして総合5番手を確保できるように、今晩のうちに何かを見つけられるよう願っている」

オリバー・ソルベルグ(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド
オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド
ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド


■TOYOTA GAZOO Racing WRT


●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/リタイア


「今朝の最初のステージはすべて順調だったが、2本目のステージの下り坂のブレーキングでスピードを落としきれず、クルマのリヤの動きをコントロールできなくなってしまった」


「スロットルを踏んで姿勢を立て直すこともできず、イン側の土手に接触してクルマが横転してしまった。幸いにも4輪で着地したのでステージを最後まで走りきることができ、外観はあまり良い状態ではなかったけど、それでもクルマは驚くほどよく走ってくれた」


「冷却系から小さな水漏れがあったが、それを何とか塞いでサービスまで戻ることができた。しかし、残念ながらロールケージにダメージが見つかり、リタイアせざるを得なくなってしまった」




●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合首位


「本当にトリッキーな1日だったが、運転はとても楽しく、状況をうまくコントロールできたと思う。大きなチャレンジだったけど、今日はチャンスだと思っていたし、そのチャンスをうまく生かすことができたと思うよ」


「クルマの仕上がりには満足していたので、良いタイムを出すために懸命にプッシュした。その結果、トップに立つことができたし、ライバルとのタイム差にも満足している」


「明日も、いつもと同じように準備をして戦いに臨むつもりだ。長い1日ではないが、まだステージは4本残っているし、トリッキーなコンディションにもなり得るので、とにかくいい仕事をして、最終的にどのような結果になるのかを待つのみだ」


●セバスチャン・オジエ(#1 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合2番手


「今日は本当に難しいコンディションだった。非常にトリッキーな場所もあったので、1日を最後まで走りきれたことに満足しているし、運転もとても楽しく感じられた」


「午後は雨がさらに強くなり、路面が水浸しになったが、カッレは今日も素晴らしい仕事をしたと思う。このようなコンディションで、彼があれほど速く走ったことに感服した」


「今朝、エルフィンが不運に見舞われたので、チームのために自分が最後まで走りきることが重要だと理解している。まだ何も決まってはいないが、明日このままフィニッシュすることができたならば、とても満足できるだろう」



カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド
セバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド

AUTOSPORT web

「WRC」をもっと詳しく

「WRC」のニュース

「WRC」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ