「審判を攻撃する様は衝撃的」暴挙に批判止まず! 英紙は選手を擁護した北朝鮮監督に疑念「奇妙な発言」【アジア大会】

2023年10月4日(水)11時0分 ココカラネクスト

日本にとってタフな戦いとなった北朝鮮戦。そこで繰り広げられた“危険な行為”が波紋を呼んでいる。(C)Getty Images

 中国・杭州で開催中の「アジア大会」。各競技で熱戦が続くなか、10月1日に行われた男子サッカー準々決勝、日本代表と北朝鮮代表の一戦では前代未聞の騒動が大きな話題となった。

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 決して看過できない暴挙だった。序盤から背後からのスライディングタックルなど日本に対して殺気立ったプレーを連発していた北朝鮮。次第に彼らの振る舞いはエスカレート。72分には飲水タイム中に日本のスタッフがクーラーボックスを持って、選手たちに水を配っていると、北朝鮮のキム・ユソンがボトルを“強奪”。スタッフが困惑した表情を見せると、あろうことか、拳を振り上げて殴ろうとする素振りを見せた。

 極めつけは試合後の振る舞いだ。1-2で日本に敗れた北朝鮮の選手たちは試合終了のホイッスルが鳴るやいなや審判団を囲い込むように終結。数人の選手がルスタム・ルトフリン主審を突き飛ばし、手を上げようとしたのだ。

 許し難い暴挙に世界中から批判が殺到。ついには海を越え、“サッカーの母国”でもクローズアップされている。英大衆紙『The Sun』は「北朝鮮の選手たちが日本に敗れ、審判を攻撃する様は衝撃的だった」と紹介。「試合は混乱のなかで終わりを迎えた」と場内のカオスぶりを伝えている。

 また、同紙は北朝鮮を率いるシン・ヨンナム監督の言動にも注目。試合後に「サッカーの試合には対立はつきもの。私たちの行動は許容されるものだと思う」とチームを擁護するコメントを残した指揮官について、「世界中のファンやメディアが彼らを批判した。にもかかわらず、北朝鮮の監督はチームを擁護する奇妙な発言を残した」と記した。

 世界規模で物議を醸し続けている騒動を受け、10月3日に日本サッカー協会は、アジアサッカー連盟(AFC)と国際サッカー連盟(FIFA)に意見書を提出。あらためて一連の振る舞いを問題視する姿勢を見せた。はたして、AFCや北朝鮮がどのような対応を取るか。今後も注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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