勝負の3年目へ、名古屋が長谷川健太監督と契約更新…今季前半戦は“史上最強チーム”に匹敵も夏場に失速

2023年10月6日(金)13時50分 サッカーキング

名古屋グランパスは6日、長谷川健太監督との契約更新を発表 [写真]=金田慎平

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 名古屋グランパスは6日、長谷川健太監督と契約を更新し、来シーズンも指揮を取ることを発表した。

 1965年9月25日生まれの長谷川監督は現在58歳。日本人監督初の国内3冠やJ1現役監督最多勝利数の肩書を引っ提げた同指揮官は、2022年に名古屋グランパスの新監督に就任。昨シーズンは戦術スタイルの上書きに苦しみながらもJ1リーグ8位で終えると、今シーズンは前半戦終了時点での敗戦数がわずか「2」で、これは“史上最強”と謳われた2011シーズンに匹敵するほどの好成績だった。

 しかし今夏、FWマテウス・カストロの退団が重くのしかかることに。8月中旬から下旬にかけては首位追撃のチャンスを逃しただけではなく、現実的に国内3冠を狙える唯一のチームだったが、天皇杯敗退によりその可能性が潰えた。さらに9月以降もリーグ戦では勝ち切れず、優勝戦線からも離脱。一方で、新戦力と現有戦力の融合という試行錯誤を繰り返しつつ、JリーグYBCルヴァンカップではベスト4に進出している。

 まずは5つ目の“輝く星”を手に入れ、そして勝負の3年目となる来シーズンに臨むことはできるのだろうか。また、来シーズンより名古屋グランパスU−18における“黄金世代”の軸を担ったMF倍井謙(関西学院大学)とMF榊原杏太(立正大学)が帰還するわけだが、就任以降起用し続けたDF藤井陽也を日本代表に送り込んだように、同指揮官が若手の才能を開花させることにも期待だ。

サッカーキング

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