最終戦直接対決でのV決定は1973年阪神・巨人戦と94年中日・巨人戦の過去2回だけ

2024年10月8日(火)6時15分 スポーツ報知

1994年10月8日、中日との直接対決を制し、17年ぶりの優勝を決め胴上げされる長嶋茂雄監督

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 伝説の「10・8決戦」から8日で30周年を迎えた。1994年10月8日、巨人は中日との史上初の同率首位決戦となったリーグ最終戦に6—3で勝利してセ・リーグを制覇。「国民的行事」と位置づけて臨んだ長嶋茂雄監督(現巨人軍終身名誉監督、88)が5度、宙を舞った。

 * * *

 プレーオフで優勝を決定したシーズンを除き、勝てばV決定という最終戦に挑戦したチームは(Vは優勝)以下の通り。

1952年 南海〇V 

  62年 阪神〇V 

  63年 西鉄〇V 

  66年 南海● V 

  73年 阪神●   

   〃  巨人〇V

  76年 巨人〇V

  82年 中日〇V

  88年 近鉄△

  94年 巨人〇V

   〃  中日●

2014年 ソフトバンク〇V

  22年 ソフトバンク●

 22年のソフトバンクまで延べ13チーム。このうち直接対戦で勝った方が優勝は、73年の阪神・巨人戦(甲子園)、94年の中日・巨人戦(ナゴヤ)と2度だけ。

 ▼…73年の巨人は首位の阪神から0.5ゲーム差の2位で迎えた10月22日の最終戦。巨人の●か△なら阪神が64年以来9年ぶりのVだったが、先発の高橋一三が阪神打線を4安打に抑え、スコア9—0の完封勝ちで逆転優勝。巨人がV9を達成した。

 ▼…94年は巨人、中日ともに残り1試合で69勝60敗の勝率.535。同勝率で並ぶ首位チーム同士の直接対決による最終戦で、勝った方が優勝というプロ野球史上初の大一番。長嶋茂雄監督が「国民的行事」と表現した試合に勝利した巨人が、4年ぶり36度目の優勝を飾った。

スポーツ報知

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