トップ下で輝いた久保建英をブラジルメディアが「司令塔」として高評価「中央でその才能が活かされるかもしれない」

2023年10月18日(水)16時39分 ココカラネクスト

トップ下で輝きを放った久保への称賛が止まない(C)Getty Images

 10月17日にサッカー国際親善試合、日本代表対チュニジア代表がノエビアスタジアム神戸で行われ、前後半で1点ずつを挙げた日本が2-0で勝利。これで日本は国際試合6連勝となった。

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 ゴール数こそ、4日前のカナダ代表戦の半分となったものの、この試合でも複数得点を記録した。前半43分にワントップでスタメン出場した古橋亨梧の代表戦4か月ぶりとなるゴールで先制、さらに後半24分に伊東純也が追加点を挙げている。攻撃の軸となるプレーヤーが期待通りにゴールを決める快勝劇となった。

 その2得点に絡むなど、効果的な動きをみせていたのがこの日、2列目の中央で先発した久保建英だ。今回の親善試合2連戦ではこのチュニジア戦が初出場となり、日本の攻撃を牽引する役割を担った。

 先制点のシーンでは、久保は後方からつながれたボールを中盤で受けると、相手選手に身体をぶつけられながらもキープし旗手怜央にパス。その旗手からゴール正面の古橋へとボールが渡り、ゴールが生まれている。さらに後半の追加点は、左サイドをドリブルで突破した久保が中央へ折り返し、これを伊東がダイレクトで押し込んだ。

 また、後半では左右両サイドでボールに触る機会も増え、ゴールに向かっての長い距離のドリブルや、相手の裏をかく股抜きのシュートもみせるなど、この日の久保は終始、運動量とテクニックを存分に発揮していた。

 勝利の立役者となった背番号20のプレーは、海外メディアも高く評価している。ブラジルのニュースサイト『globo.com』はこの日本の白星を伝えるとともに、この日のマン・オブ・ザ・マッチに久保を選んだ。

 同メディアは久保について「スペインでは右サイドでプレーしているが、代表チームでは中央でその才能が活かされるのかもしれない。今日の彼のパフォーマンスは、まるで10番であるかのようなパフォーマンスがその証拠だ」とトップ下での動きを評した。

 さらに、これまでは右サイドでの起用により、控えに回っていたことなども振り返りながら「攻撃をリードし、試合のペースを握り、決定的なシーンにも参加した。今日、彼はついに代表チームのスターターであるべきだということを示した」として、先発出場での貢献度も称えている。

 同メディアでは、ゲームを通じての全選手の採点も行なっており、先制ゴールの古橋とともに、久保をチーム最高の「7」と評価。その上で「常にチームを前進させ、攻撃で違いを生み出した」として、司令塔として十分に機能していたと賛辞も綴っている。

 攻撃陣での競争が激化している現在の日本代表において、久保の好調、さらにトップ下起用により前線での組み合わせのパターンが増えることは必至。国際舞台で強さを発揮し続けている日本サッカーが、さらに勢いを増し他国の脅威となっていくことへの可能性を示したゲーム内容だった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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