“効率性と選手移籍”…ホームで不調のレアル、地元紙が要因分析

2017年10月19日(木)12時7分 サッカーキング

ホームで不振のレアル、モラタ(右)の放出も要因の一つ? [写真]=Getty Images

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 今シーズンのレアル・マドリードは、本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウで苦しんでいる。公式戦7試合を終えて3勝3分け1敗と例年よりも勝利数が伸びず、1998−99シーズン以来19シーズンぶりの低水準となっている。不調の要因について、18日付のスペイン紙『アス』が分析を行っている。

 同紙が最初に挙げたのは「効率性」の悪さ。ホームでの公式戦7試合で記録した11ゴールに要したシュートの総数は150本で、1ゴールあたり約13本という計算になる。昨シーズンの同時期よりも5本増えており、効率性の低下が顕著な状況となっている。

 特に深刻とされているのが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとフランス人FWカリム・ベンゼマだ。C・ロナウドはサンティアゴ・ベルナベウで1ゴールを記録するために、アウェイゲームの2倍以上となる約11本のシュートを要している。ベンゼマに至っては、16本のシュートが必要な計算となっている。

 効率性の一方で、『アス』が挙げた一つの不調要因は、スペイン代表FWアルバロ・モラタの放出だった。今夏の移籍市場でチェルシーに加入した同選手は、途中出場が多かった昨シーズン、最初のホームゲーム7試合で4ゴールを記録。うち3ゴールは試合終盤に決めたもので、チャンピオンズリーグのスポルティング・リスボン戦や、リーガ・エスパニョーラのアスレティック・ビルバオ戦では決勝ゴールを記録する働きを見せていた。

 ホームでのシュート精度が上がらず、“救世主”も不在のレアル・マドリード。次の公式戦は22日、日本代表MF乾貴士が所属するエイバルをホームに迎える。昨シーズンはサンティアゴ・ベルナベウで引き分けに終わった相手だが、チーム状態の好転を示す“内容の伴った”勝利を収めることができるのだろうか。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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