高校サッカーから転身、就任1年目でJ1昇格! 町田・黒田剛監督「日々、不安との背中合わせで…」

2023年10月22日(日)15時31分 サッカーキング

就任1年目で町田を初昇格に導いた黒田剛監督 [写真]=Getty Images

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 FC町田ゼルビアを率いる黒田剛監督が、クラブ史上初となるJ1リーグ昇格の喜びを語った。

 長年にわたって青森山田高校を率い、同校を高校サッカー屈指の強豪校に育て上げた名将は、今季から町田の監督に就任。序盤から首位を快走し、22日に行われた明治安田生命J2リーグ第39節ロアッソ熊本戦で3−0の勝利を収めたことで、自動昇格圏の2位以上が決定した。

 黒田監督は熊本戦後、インタビュアーに対して次のようにコメント。シーズンを通して戦い続けた選手、チームを支え続けたフロント、ファン・サポーターへの感謝を口にした。

「この1年間、今日の試合戦った選手たちだけでなくベンチ外の選手も含めて、1人たりとも脱線することなくチームの勝利のために誠実に向き合ってくれたし、チームのために尽力してくれた。今日も仲間のために走りに走って、J1昇格、町田の歴史を変えるというところに本当に気持ちを込めて戦ってくれた。その感謝の思いでいっぱいです」

「私は一年目ですけど、これまで本当に長い年月をかけて尽力してきた方々がいるし、町田市43万人、本当に多くのファン・サポーターに恵まれながら町田というチームは存在している。そういう方々のために、いいものができるということすごく嬉しく思います。まだまだリーグは続きますので、そこでいいゲームができるように頑張りたいです」

 Jリーグ初挑戦の年を振り返り、「日々、不安との背中合わせで、毎晩寝れないような日々も続きました」と告白した黒田監督。それでも高校サッカーでの指導経験が、プロの世界でも通用することを証明してみせた。「28年の年月があったからこそ、今年1年のチャレンジができたと思います。青森山田学園の方々も含め感謝したいと思います」

 悲願のJ1初昇格は決まったが、J2優勝は今節で決まらなかった。次節、ホームでの最終戦となるツエーゲン金沢戦に向けて次のように意気込みを示し、最高の形でシーズンを締めくくることをファンに約束した。

「ここまで本当に声を枯らすことなく、選手たちの背中を押してくれたことに感謝するとともに、次節の金沢戦がホームのラストゲームとなりますので、最高の試合をして、優勝という形で最高の恩返しをできるように頑張ります。引き続き、応援よろしくお願いします」

サッカーキング

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