久保建英の険しい表情に見えたフラストレーション 現地紙も厳しい指摘「何度も監督から叱責された」

2025年5月15日(木)11時30分 ココカラネクスト

移籍が囁かれる久保。ついに決断の時が来るのか(C)Getty Images

 久保建英が所属するレアル・ソシエダは現地時間5月13日(日本時間14日)、ラ・リーガ第36節でセルタとホームで対戦。7試合ぶりの勝利を目指したが0-1で敗れ、残り2節を残し来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得の可能性は消滅した。

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 前半終了間際の44分に記録されたアルフォンソ・ゴンサレスの先制点を追う展開となったレアル・ソシエダは、相手の堅い守備を崩すことができず、ゴールを割れないまま試合終了を迎えている。前節に続いての連敗、また4試合連続で無得点と、現在の厳しいチーム状況を象徴するようなゲームとなってしまった。

 さらに、攻撃のキーマンとして期待の大きかった久保は、相手の厳しいチェックにあい持ち味を出せないまま試合が展開。決定機を作り出せない中、後半アディショナルタイムにはフラストレーションを募らせ相手選手に対しエキサイトする場面も見られた。

 背番号14がみせていた険しい表情には試合終了後、スペインメディアもフォーカスしている。スポーツサイト『ELDESMARQUE』ではゲームレポートの中で、この日の久保について、「試合を通じて終始苛立ちを隠せず、何度もチャレンジを試みたものの、思うようなプレーができなかった」と評価。その上で、「さらにセルタ守備陣に厳しくマークされ、何度かは相手選手と口論になり、ガルシア・ベルドゥラ主審に繰り返しファウルをアピールしていた」と振り返った。

 また、試合最終盤のシーンについても、「クボは繰り返しラフプレーを受けているにも関わらずファウルが取られないことに不満を示していたが、そこにジョエル・ラゴが食ってかかり、両者はヒートアップした末に激しい押し合いに発展。まさに血の気の多い選手同士の衝突だった」などと伝えている。

 他に、現地メディア『MUNDO DEPORTIVO』からは、プレー自体に厳しい指摘も。久保が相対するサイドバックへの守備を怠ったと論じており、「相手選手についていかず、何度もイマノル(アルグアシル監督)から叱責された」と綴っている他、「攻撃面でも一度もマークを外すことができず、終始中に入りすぎていて、本来いるべきポジションであるサイドにほとんど現れなかった」と分析している。

 白星からも遠ざかり、EL出場という目標も失ったレアル・ソシエダは、まさに泥沼とも言える状況が続く。久保を中心に攻撃を立て直し、今季限りで退任となるアルグアシル監督が率いる残り2試合、最後に意地をみせることが出来るだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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