【ドラフト】ソフトバンクの指名は「意図が見えにくい」 元ヤクルト編成部長が各球団のドラフト指名を評価!

2022年10月23日(日)6時0分 ココカラネクスト

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 名将・野村克也氏の下、ヤクルト、阪神、楽天でヘッドコーチを務め、ヤクルトでは編成部長、ファームディレククターなども歴任。選手の目利きに定評のある松井優典氏が、福岡ソフトバンクホークスのドラフト指名を評価した。

 今月20日、2022年度のドラフト会議が行われた。ソフトバンクはかねてから公言していた誉高のイヒネ・イツア内野手を単独指名することに成功。甲子園出場経験はないものの、高校通算18本塁打を誇るスケールの大きさが魅力の大型遊撃手で、今宮の後釜として期待される。

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 イヒネ内野手について松井氏は、「公表する前に、ソフトバンク向きだなとは思っていた。この1年ですごい成長していて、将来性は抜群。プロに入ってからどんな成長をするのか、楽しみ」と、その伸びしろに大きく期待していた。

 しかし、松井氏は、「全体的な指名を見ると、育成メインなのか、即戦力メインなのか、現場とフロントの意見が違っていて、意図が伝わりにくいドラフトだった」と話し、ソフトバンクの評価を”C”とした。

 あまり高くない評価の理由については、「投手は3人取っているんだけれども、即戦力となるような投手がいない。日本製鉄鹿島の大津を指名しているけど、即戦力で考えたら、2位で取るべき投手が他にもいたんじゃないかなと思う。そこは難しいところで各球団スカウトの評価の違いなんだけどね」と話し、即戦力投手の指名が少なかったことが、評価のポイントとして挙げた。

 近年、独自の指名が目立つソフトバンクのドラフト戦略。これが吉と出るのか、凶と出るのか、指名された選手の活躍に注目したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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