ソフトバンクの大量戦力外は“宝の山”か 球界OBが「相当な逸材」「センス抜群」と評価する選手の名前

2023年10月23日(月)12時30分 ココカラネクスト

上林ら実力者はまだまだ働き口がありそうだ(C)Getty Images

 10月22日、ソフトバンクは森唯斗、嘉弥真新也、古川侑利、髙橋純平、九鬼隆平上林誠知、佐藤直樹ら7選手と来季の契約を結ばないことを発表した。

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 ソフトバンクは昨オフ、日本ハムからFAで近藤健介、レンジャーズを自由契約となった有原航平、ロッテからオスナを獲得するなど総額80億円ものの超大型補強を行い、優勝筆頭候補として期待されたが、今季は3位に終わり、3年連続でリーグ優勝を逃した。16日には藤本博史監督が今季限りで退任することを発表。小久保裕紀二軍監督が新監督に就任することが決まったが、26日に控えるドラフト会議を前に大胆な血の入れ替えを断行した。

 この発表にファンからは驚きの声が多数上がっているが、球界OBもコメントしている。昨季まで阪神の投手コーチを務めた金村曉氏がYouTubeチャンネル「野球いっかん!」に出演し、ソフトバンクが森、嘉弥真、上林らに戦力外通告をしたことについて言及した。

 金村氏は球団の発表を受けて「ソフトバンクのレギュラーの顔ぶれを見ていると、能力があってもそこに割って入ることが難しい。それでFA、外国人補強に積極的なので、ドラフトでいい素材は獲っているけれど芽が出ないまま終わってしまうことが多々あるチームだと思います」とした。

 同氏は戦力外通告を受けた選手についても言及。今季は防御率5.25と苦しんだものの、昨季は56試合に登板し、28ホールド、防御率0.99の成績を残した嘉弥真については「セ・リーグでは左のワンポイントはすごく重宝されると思うんです。まだまだできます」と語った。

 ベテランのみならず実績のある中堅選手も戦力外となったが、2015年にドラフト1位で入団した髙橋について金村氏は「僕は日本のエースになる逸材だと思っていたんです」「150キロ以上を投げられる投手ですから、どこかで再生してほしいなと思います」とコメント。

 18年には外野のレギュラーを掴みとり、打率.270、22本塁打、62打点をマークした上林についても「(日本ハムGMの)稲葉さんにそっくりで、バットコントロールもいいし、センス抜群の選手。彼もどこか狙っているチームが絶対にあると思います。あのソフトバンクでレギュラーを張るぐらいまでいきましたから、相当な逸材なんですよね」とその能力を高く評価していた。

 実績のある選手を多数放出したソフトバンク。今季は現役ドラフトで阪神に移籍した大竹耕太郎、人的補償で日本ハムに移籍した田中正義が活躍したこともあり、他球団は今回戦力外となった選手に熱視線を送っているかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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