元阪神・高山俊、元広島・薮田和樹ら加入のオイシックス新潟 戦力外→NPB復帰が増えるかもしれない理由とは

2023年12月15日(金)15時30分 ココカラネクスト

オイシックス新潟の橋上監督は、NPBスカウト陣が「非常に評価しやすい」環境になると語った(C)CoCoKARAnext

 プロ野球二軍のイースタンリーグに新規参入することが決まったオイシックス新潟アルビレックスBCが積極的な補強を行っている。12月8日には新加入選手の入団会見が行われ、高山俊外野手(前阪神)、小林慶祐投手(前阪神)、薮田和樹投手(前広島)、三上朋也投手(前巨人)など、NPB出身の選手では計7名の入団が決まった。

 新入団選手にはNPBで実績のある選手が名を連ねている。高山は2015年のドラフト1位で阪神に入団すると、ルーキーイヤーの16年は134試合に出場して打率.275、8本塁打、65打点をマーク。この年は新人王にも輝いた。その後も阪神の主軸を担う存在として期待されていたが、思うような成績を残すことができず、今オフに戦力外通告を受けた。

 同じく新加入の薮田和樹は3年目の2017年、38試合(先発では15試合)に登板して15勝3敗をマーク。勝率.833で最高勝率のタイトルに輝き、広島の連覇に大きく貢献した。三上はリリーフとして通算368試合に登板し、10勝16敗、23セーブ、121ホールド、防御率3.22を記録。DeNAではセットアッパーとしてチームを支えた経験もある。

 各チームから戦力外通告を受けて新潟に新加入した選手たちは、NPB復帰を目標に掲げている。オイシックス新潟アルビレックスBCを率いる橋上秀樹監督は自らのYouTubeチャンネル『橋上秀樹アナライズTV』に更新された動画で、NPB復帰について自らの考えを語っている。

 動画内で橋上監督は「元NPB選手に関しては、7月31日までのトレード期限までは移籍という形で(NPB球団に)戻るということは可能です」と説明。

 橋上監督は「去年までのようにBCリーグのチーム同士の対決だと、例えばそこで3割を打ちました、10勝しました、となってもNPB球団のスカウトからしたら判断が難しいんです」と指摘。しかし、イースタンリーグに参入することで「相手が必ずNPB球団の二軍の選手たちなので、そこで出た数字と言うのは(スカウトたちも)非常に評価しやすい。そういった意味では、来季うちでプレーすることでNPBに戻ることができる可能性はこれまでよりも大いに増えるんじゃないかと思います」と、自身の見解を語った。

 二軍のファームリーグに2球団の新規参入が決まったことで、戦力外を受けた選手たちがNPBに復帰するケースが増えるかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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