【タイム結果】スーパーGT第6戦鈴鹿 公式練習。Modulo NSX-GTとSUBARU BRZ R&D SPORTがトップタイムをマーク

　2020年スーパーGT第6戦が鈴鹿サーキットで開幕。10月24日（土）午前に行われた公式練習は、GT500クラスがModulo NSX-GTの大津弘樹、GT300クラスはSUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が最速タイムを記録した。

　新型コロナウイルス感染拡大の影響で変則的なスケジュールが採用されている今季のスーパーGT。シーズン最大ウエイトを搭載して戦う第6戦は第5戦富士に続き、観客を迎え入れて第3戦以来となる鈴鹿を舞台に行われる。搬入日の午前中には降雨に見舞われるも、予選日となる土曜日は朝から太陽が顔をのぞかせている。やや風が強く冷たい空気がサーキットを吹き抜けるなか、気温18℃、路面温度24℃、湿度73％というコンディションで公式練習がスタートした。

　セッション開始30分間は各車大きなトラブルやアクシデントもなく、順調に周回数を重ねていく。この時点でGT500クラスのトップタイムをマークしているのは第3戦鈴鹿でポールポジションを獲得したModulo NSX-GTの伊沢拓也。鈴鹿との相性は気温が低いコンディションでも良さそうだ。

　一方、GT300クラスはTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT（30号車）の織戸学が序盤のトップタイムをマークしていたが、それを更新したのはSUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝。上限の100kgを積む他のマシンがタイムに伸び悩むなか、ウエイトハンデをものともせず、1分57秒299のタイムを記録している。

　10時14分、たかのこの湯 RC F GT3が130Rの出口でクラッシュし、マシンのリヤ周りを大破してしまう。これにより赤旗が提示された。久保は怪我なくピットに戻ることができたが、ブレーキにトラブルがあったか、「前にいたADVICS muta 86MCを避けようとああするしかありませんでした」という状況だったという。セッションはマシンの回収および、スポンジバリアの修復も要し、10時30分に再開。

　GT300クラスの専有走行へと切り替わるタイミングでWedsSport ADVAN GRスープラの右フロントが1コーナーでパンクしてしまうトラブルが発生。WedsSport ADVAN GRスープラはペースを落として何とかピットまで戻ることができている。

　GT300クラスはベストタイムを更新するマシンは見られたものの、SUBARU BRZ R&D SPORTのタイムを更新するマシンは現れず。続いて行われたGT500クラスの専有走行では残り2分を切ったところで、カルソニック IMPUL GT-Rの平峰一貴がS字でコースアウトしてしまうが、セッションは続行され、各車ベストタイムを更新して行った。

　チェッカーフラッグが振られる間際、WedsSport ADVAN GR Supraの宮田莉朋が1分45秒462を記録してトップに立つ。しかし、そのタイムをModulo NSX-GTの大津弘樹が0.249秒上回り、ファステストを塗り替えた。

　果たして午後に行われる公式予選どんな展開が待ち受けているのか。セッションは14時00分から行われる。

■2020スーパーGT第6戦鈴鹿 GT500公式練習結果（編集部計）

■2020スーパーGT第6戦鈴鹿 GT300公式練習結果（編集部計）