「日本に親近感がある」ジャイアンツ就任の智将メルビン、大谷翔平&山本由伸のW獲りをアピール!「できるなら欲しい」

2023年10月26日(木)16時0分 ココカラネクスト

大谷と山本の同時獲得が大きな補強になるのは言うまでもない。ゆえにメルビン監督も「全員欲しい」と本音をこぼす。(C)Getty Images

 メジャーリーグの名門が再建に向け、動き出した。現地10月25日、ジャイアンツはボブ・メルビン監督の就任を発表した。

 今季のナショナル・リーグ西地区で79勝83敗と負け越したジャイアンツ。首位ドジャースとは21ゲーム差と大きく水をあけられた。そんな屈辱的な1年から立ち直るべく球団は、経験豊富な智将のヘッドハンティングを成功させた。

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 メルビン監督は、今季までパドレスで指揮。2003年にマリナーズでスタートさせた監督キャリアは20年を数え、通算1517勝(1425敗)をマークし、最優秀監督には3度も輝いた。経験値と知識はメジャー球界でも屈指だ。

 パドレスとは来季までの契約を締結していたメルビン監督だが、「幼い頃には夢にも思わなかったことが起きた」と契約解除。生まれ故郷でもあるベイエリアでの監督生活を選んだ。

 現役時代にプレーした古巣に舞い戻った61歳の指揮官は、早くもチーム構想も打ち出している。25日に行われた就任会見で今オフのFA市場での補強について大谷翔平、山本由伸、ブレイク・スネルが候補かと聞かれ、「見てみようじゃないか」と返答。そしてこう切り返している。

「彼らは全員が素晴らしい選手だ。できるなら全員欲しい。でも、金額的には相当なことになる。だから、全員の獲得は無理だろうね。もちろん彼らのことは球団内で話に出るだろうし、自分も話し合いに加わり、何らかの影響を与えられるようにしたい。そのうえでどうなるかだね」

 マリナーズ監督時代からイチロー氏と親交があり、パドレス監督だった2022、2023年はダルビッシュ有投手を指揮してきた。ゆえに日本人選手とは少なくない結びつきがあるメルビン監督は、「私は少なからず(日本に)親近感は持っている。アスレチックス時代には何度か日本で開幕を迎えたこともある。共鳴してくれると嬉しいよ」と強調した。

 近年のデータ分析と経験に裏打ちされた戦術をバランス良く取り入れ、投手力を軸とする、粘り強いチームを作り上げてきた。そんな指揮官の下で日本人選手たちが戦う姿は見られるのか。

 大都市サンフランシスコに本拠を構えているうえに、6670億円の純資産(MLB4位)を持つグレッグ・ジョンソン氏がオーナーを務めるジャイアンツ。名将の引き抜きを成功させて勢いに乗るチームは、ぜいたく税を払う覚悟で大谷と山本の同時獲りに動くか。今オフの動向は大きな注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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