【磐田vs横浜FMプレビュー】今季対戦は横浜FMが2戦2勝…磐田は得意のセットプレーを生かせるか

2017年10月27日(金)18時36分 サッカーキング

磐田の中村俊輔(10番)が長年在籍した横浜FMとの一戦に挑む。正確無比な左足のキックでチームを勝利に導けるか [写真]=J.LEAGUE

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■ジュビロ磐田 天皇杯では横浜FMに敗れたものの、主導権は握れていた

【プラス材料】
 好機が少ないなか、FKから2得点。リーグ前節の新潟戦は後半ロスタイムに追いつく粘り強さを見せ、2−2でリーグ戦の負けなしを5試合に伸ばした。

 今季46得点中、セットプレー絡みの得点が半数以上を占める。最近10試合に限れば14得点中10点に上り、一発で停滞した空気を変える武器があるのは心強い。横浜FM戦はリーグ最少失点の堅守を崩すカギを握りそうだ。

 横浜FMには25日の天皇杯準々決勝で0−1で敗れはしたが、オウンゴールの1失点のみ。シュートもリーグ戦の1試合平均10本を大きく上回る17本を放った。攻守で主導権を握ることができており、イメージは悪くない。

 天皇杯は控え組が躍動した。今節先発の可能性がある藤田義明も守備陣を統率し、期待がかかる。

【マイナス材料】
 今季は横浜FMに公式戦で2戦2敗。過去通算成績は24勝4分31敗で、ホームでも12勝3分14敗と負け越す。J1では6試合連続勝ちなしが続き、苦手とする相手だ。

 最後に勝利を挙げたのは2012年4月のホーム戦。1−0の決勝点を挙げた山田大記は、25日の天皇杯で負傷し、今節の欠場が濃厚。攻撃の切り札として調子を上げてきただけに手痛い離脱だ。さらに、高橋祥平も警告の累積で出場停止。リーグ最少失点の守備を支えるセンターバックを欠く影響は大きい。

 ゴール前の精度の低さも心配の種。天皇杯の準々決勝は枠内シュートが少なく、得点につながらなかった。勝利をつかむには攻撃陣の奮起が欠かせないだろう。

文:totoONE編集部

■横浜F・マリノス 試合ごとに日替わりヒーローが誕生

【プラス材料】
 リーグ前節は首位の鹿島を3−2で撃破し、チームは上昇気流に乗りつつある。

 前半に伊藤翔が今季初得点となるヘディングシュートを決め、さらに天野純が追加点を奪った。その後、同点に追いつかれたが、途中出場の遠藤渓太が今季2点目を決まるとこれが決勝点に。試合ごとに日替わりヒーローが誕生している好循環で、ラスト4試合に向けて良い流れが出来つつある。

 今節の対戦相手の磐田には前半戦の対戦で2−1で勝利し、25日に行われた天皇杯準々決勝でも1−0で勝利。今季の対戦成績は2戦2勝と好相性だ。その天皇杯では直近のリーグ鹿島戦から先発を7選手入れ替え、中澤佑二や中町公祐といった主力選手を温存することにも成功。良い状態をキープしながらこの一戦に向かう。

【マイナス材料】
 唯一にして最大の不安要素は負傷者が続出している点だ。全治8カ月の長期離脱となった齋藤学だけでなく、前節の鹿島戦で負傷したマルティノスも今節の出場は難しい。

 また、天皇杯準々決勝ではバブンスキーが左肩を負傷。その試合はフル出場したものの今節の出場可否は不透明になった。攻撃の中心となる両サイドハーフに負傷者が続出し、チームの台所事情は苦しい。遠藤渓太や前田直輝、イッペイ・シノヅカといった面々の奮起に期待がかかる。

 守備陣に目を移すと、右サイドバックは依然として金井貢史が離脱しており、天皇杯で復帰した松原健も万全の状態ではない。鹿島戦同様に左利きの下平匠が先発する模様で、窮屈になってしまう感は否めない。

文:totoONE編集部

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