大谷翔平は「この世のものとは思えない」 規格外の1年を米メディアが激賞「オオタニは間違いなく野球史上最高」

2023年10月28日(土)11時0分 ココカラネクスト

一時は三冠王にも迫るほどの打棒を見せつけた大谷。(C)Getty Images

 今季も球界を大いに彩った大谷翔平。彼が投打で見せつけた異次元の活躍に対する評価は尽きない。現地10月26日には、米メディア『The Athletic』が「オールMLBチーム」と銘打ったメジャーリーグ全体のベストナインを選出。指名打者部門に大谷がチョイスされた。ちなみに同メディアでは2年連続での栄誉となった。

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 今季の大谷が残した成績を考えれば、必然の結果と言えよう。DHとして何よりも求められる打撃では、打率.304、出塁率.412、長打率.654、OPS1.066、44本塁打、95打点、20盗塁を記録。それでいて彼は投手としても2年連続となる2桁勝利(10勝)をマークし、防御率3.14、WHIP1.06、被打率.184とエース級のスタッツを記録した。

 まさしく異次元の活躍と言えよう。この堂々たるパフォーマンスに、選考を担当した元レッズGMのジム・ボウデン氏は「オオタニは間違いなく野球史上最高のオールラウンド選手だ。今シーズンは怪我があったものの、ふたたび、この世のものとは思えないシーズンを送った」と絶賛した。

 大谷について「常に例外だ」と強調するボウデン氏は、同メディアで唯一の2年連続選出となった点について「球界の超一流選手でも、特定のポジションで2年続けて最高のシーズンを送るのはあまりに難しい」と指摘。やはり二刀流スターの異能ぶりを褒めちぎっている。

「2年連続でこのリストに選ばれたのは比類なきオオタニだけだ」

 そう強調するボウデン氏は、すでに争奪戦が予想される今オフのFA契約についても「少なくとも4億ドル(約601億円)が保証される契約を手に入れると見られる」と指摘。米スポーツ史に残る超大型契約の可能性に期待を寄せた。

 史上初となる「1シーズン2桁勝利&40本塁打以上」「日本人選手史上初のMLB本塁打王」などいくつも金字塔を打ち立てた大谷。そんな文字通り歴史的な1年に対する評価は、まだまだ止まりそうにない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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