「ジャイアンツもありうる」ソフトバンクから戦力外通告を受けた森唯斗が熱視線を浴びる理由を球界OBが解説

2023年10月31日(火)17時38分 ココカラネクスト

森はかつてセーブ王のタイトルも獲得している(C)Getty Images

 戦力外通告を受けた有力選手の去就に注目が高まっている。

 3年連続V逸となったソフトバンクからはリリーバーとして豊富なキャリアを積み重ねた森唯斗が戦力外通告を受け、球界に衝撃が走った。

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 森は入団1年目から7年連続50試合以上に登板、2018年にはセーブ王のタイトルも獲得した右腕は現役続行の道を摸索している。

 そんな森については球界内からも様々な考察の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球評論家の高木豊氏が10月31日に自身のYoutubeチャンネルを更新。今オフに戦力外通告を受けた選手に言及した。

 森については31歳の年齢を踏まえて「まだまだいける」と太鼓判を押した上で、すでにDeNAが森の獲得調査を行っているという先行報道にも「DeNAだけでなく他球団も調査しているだろう。調査する価値があるよ」と続けた。

 役割は今季本人がチャレンジした先発ではなく「中継ぎ」に適性があるとした。「ここという役割を与えてあげたほうが生きる」として、ゲーム終盤を締めるセットアッパーの役割を想定。

「中継ぎ限定で(本人が)いくのであれば、ジャイアンツだって手を伸ばしてくる可能性はある」とコメントした。

 巨人の救援陣は今季もリーグワーストとチームの泣き所となっている。目指すV奪回のためには「勝利の方程式」確立が急務となっている中、競った場面で力を発揮できる実力のあるセットアッパーが市場にいるとなれば、触手を伸ばす可能性はあると見る。

 また金銭面においては今季まで推定年俸・4億6000万円と高年俸となっていた森が、どこまで譲歩できるかもポイントになってくるとした。「野球ができるだけでいいです。その代わり、(活躍が)できたらインセンティブを付けてください」と年俸は二の次として、まずは野球を続けるために謙虚な姿勢が求められるとした。

 戦力補強に関しては「セ・リーグのほうがDHがないからピッチャーを抱えないといけない」とした。持ち球を踏まえても左打者対策になるとして、森獲得は一定の球団には有利に働くという見解を示した高木氏。

 今季のセ、パ両リーグの覇者である阪神、オリックスを見ても、安定した中継ぎ陣が強みとされる。一方、年間通して安定した働きができるセットアッパーは多くの球団が探しているとあって、今回の森に関しては条件次第では複数球団の争奪戦になる可能性も浮上している。

 果たして剛腕の行先は?今後の交渉の行方も注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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