スーパーGT第7戦ツインリンクもてぎで2名のドライバーにモラルハザード適用。グリッド降格も

2021年11月1日(月)21時52分 AUTOSPORT web

 11月6〜7日に栃木県のツインリンクもてぎで開催されるスーパーGT第7戦に向け、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、10月29日付けで『GTAドライビングモラルハザード防止制度』に基づくペナルティポイント表を発表した。今回Modulo NSX-GTの大津弘樹がペナルティポイントが6点、Studie PLUS BMWの山口智英が5点となったため、ドライバーへの罰則が課される。


 GTAドライビングモラルハザード防止制度は、『レースの観客に対し、プロフェッショナルなドライビング・バトルを見せ魅力的なスーパーGTレースを構築する』、『不必要なレース中断を防止し、面白いレースを演出する』、『ドライバーにとって、すべてのレースの規範となるスポーツマンシップを構築する』、『観客を含むレース関係者すべての安全性をより高く確保する』ということを目的に、スーパーGTのスポーティングレギュレーションの付則7として定められている。


 この中にはさまざまなガイドラインが示されており、スーパーGTに参戦するドライバーはこれに違反すると、そのペナルティ、または黒白旗の提示に加えてペナルティポイントが加算される。加算されたポイントに応じ、ドライバーには罰則が課せられる。


4ポイント:次回出場競技会の公式練習(後半の1時間)参加禁止
6ポイント:次回出場競技会の公式練習(後半の1時間)参加禁止かつ決勝レースのスターティンググリッドで4グリッド降格
8ポイント:次回出場競技会の公式練習(終日)参加禁止かつ決勝レースのスターティンググリッドで8グリッド降格
10ポイント〜:次競技会のレース参加拒否以上


 前戦オートポリスではARTA NSX-GTの福住仁嶺、ARTA NSX GT3の佐藤蓮が4ポイントとなっており、公式練習後半への参加ができなかったが、今回該当してしまったのはModulo NSX-GTの大津とStudie PLUS BMWの山口だ。


 大津は第6戦オートポリスの公式練習で赤旗中の追い越しのペナルティを取られており、これまで3ポイント累積があった大津のペナルティポイントが6となったことから、第7戦もてぎでの公式練習(後半の1時間)参加禁止、かつ決勝レースのスターティンググリッドで4グリッド降格となった。


 またStudie PLUS BMWの山口は、第6戦オートポリスの決勝時に黄旗中の追い越しがあり、2点が加算され累計が5ポイントに。第7戦もてぎでの公式練習(後半の1時間)参加禁止となった。

2021スーパーGT第6戦オートポリス Studie PLUS BMW(荒聖治/山口智英)

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