スーパー耐久第7戦富士のエントリーリスト発表。シーズン最終戦に9クラス59台が名を連ねる

　11月1日、ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONEを運営するスーパー耐久機構（S.T.O）は、11月11〜12日に静岡県の富士スピードウェイで開催される第7戦『S耐ファイナル 富士4時間レース with フジニックフェス』のエントリーリストを発表した。シーズン最終戦には9クラス59台が参戦する。

　3月に開幕した2023年のスーパー耐久シリーズはいよいよこの第7戦で最終戦を迎え、前戦岡山のレース結果により各クラスのタイトル候補も絞られた。チャンピオンが決まる最終戦は富士スピードウェイでの4時間レースとして行われ、今回は“お休み”クラスのない9クラス59台がエントリーリストに名を連ねた。

　GT3車両が争うST-Xクラスには7台が参戦。チャンピオンを争う中升 ROOKIE AMG GT3、HELM MOTORSPORTS GTR GT3、TKRI松永建設AMG GT3の3台と、DENSO LEXUS RC F GT3、DAISHIN GT-R GT3、KCMG NSX GT3のラインアップに変更はない。さらに第7戦には、D’station Racingのアストンマーティン・ヴァンテージGT3が加わり、星野辰也／近藤翼／浜健二／ジェイク・パーソンズの4名がステアリングを握る。

　GT4車両のST-Zクラスには11台がエントリー。前戦岡山に参戦したマシンに加え、チーム事情により前戦の参戦を見合わせたTEAM ZEROONEのraffinee 日産メカニックチャレンジZ GT4が復帰。さらにTeam Noah GR Supra GT4のドライバーラインアップには、過去にarto Panther Team ThailandからスーパーGTに参戦したナタウッド・ジャルーンスルカワッタナとナタポン・ホートンカムが記された。このクラスはすでに埼玉トヨペット GB GR Supra GT4のチャンピオンが決定しているが、最終戦ということもあり全チームが優勝を狙ってくるだろう。

　ST-TCRクラスは、前戦同様にFK8型ホンダ・シビック・タイプR TCRを使用するAI’ CIVIC、FL5型のRacer HFDP CIVICの2台が引き続き参戦。S.T.Oが認めた開発車両が参加するST-Qクラスには、前戦オートポリスをお休みしたORC ROOKIE RacingのGR86 CNF conceptとGR Corolla H2 conceptを加えた6台が参戦する。

　ST-1クラスは既報のとおり、D’station Vantage GT8Rに谷口信輝が加入し織戸学とコンビを組み、チャンピオンに王手をかけているシンティアム アップル KTMはラインアップそのままで第7戦に臨む。2戦ぶりの開催となるST-2クラスはランキングトップのENDLESS GR YARISを筆頭に5台が名を連ねた。

　ST-3クラスはOKABEJIDOSHA motorsportとTRACYSPORTS with DELTAの4台と、TEAM ZEROONEの25号車raffinee 日産メカニックチャレンジ Zを加えた5台。ST-4クラスは岡山同様の8台が参戦する。ST-5クラスは最多13台がエントリーし、今戦もマツダ・ロードスターとデミオ、ホンダ・フィット、トヨタ・ヴィッツ／ヤリスによる激戦が繰り広げられるだろう。

　各クラスのチャンピオンが決まることに加え、予選日と決勝日の両日は『S耐秋フェス』としてフジニック フェスティバル Powered by水素やスーパーガレージセールなど、さまざまなイベントが開催される2023スーパー耐久第7戦富士のエントリーリストは以下のとおり。

ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE
第7戦 S耐ファイナル 富士4時間レース with フジニックフェス　エントリーリスト（11月1日時点）

ST-X（7台）

ST-Z（11台）

ST-TCR（2台）

ST-Q（6台）

ST-1（2台）

ST-2（5台）

ST-3（5台）

ST-4（8台）

ST-5（13台）