PSGは勝利も、ベンフィカとのアウェイゴール差で2位通過に…ユーヴェは3位でELへ

2022年11月3日(木)7時11分 サッカーキング

PSGは最終節でユーヴェに勝利 [写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)・グループH第6節が2日に行われ、ユヴェントス(イタリア)とパリ・サンジェルマン(フランス)が対戦した。

 ユヴェントスは今季のCLで、PSGとベンフィカ(ポルトガル)に敗れてまさかの連敗スタートに。マッカビ・ハイファ(イスラエル)との連戦でも1勝1敗と勝ち点を積み上げることに失敗。前節はベンフィカに3−4で敗れ、グループステージ敗退が決定した。最終節に敗れると、他会場の結果次第では3位でヨーロッパリーグ(EL)に回ることすら不可能になる。クラブの意地を見せたい一戦だ。一方、PSGは連勝スタートの後、“首位決戦”となったベンフィカとの連戦は双方1−1のドローで終了。前節はマッカビ・ハイファ相手に7−2と大勝し、決勝トーナメント進出が決定。ベンフィカと首位の座を争っているため、最終節も勝って終わりたい。

 ユヴェントスは敵地で1−0と勝利を飾った直近のセリエA第12節レッチェ戦からスターティングメンバー3名を変更し、レオナルド・ボヌッチ、マヌエル・ロカテッリ、ニコロ・ファジョーリが入った。一方、PSGはトロワを3−2で下したリーグ・アン第13節から先発3名を入れ替え。アクラフ・ハキミ、マルキーニョス、ファビアン・ルイスがスタメンに復帰した。ネイマールは出場停止のため、メンバー外となっている。

 試合の均衡は13分に破れる。敵陣中央で前を向いたリオネル・メッシが左を使うと、ボールを受けたキリアン・エンバペは寄せてきたフェデリコ・ガッティをファーストタッチで抜き去る。寄せてきたDFも置き去りにし、右足で狙い澄ました一撃を沈めた。PSGが先手を取っている。

 対するユヴェントスは39分、左サイドからマイナスのパスを受けたロカテッリが、ボックス手前から右斜め前へ浮き球のパスを供給。走り込んだフアン・クアドラードが頭で折り返すと、最後は上がっていたボヌッチが押し込み、同点に追い付いた。試合はこのままハーフタイムに突入している。

 後半に入るとPSGが徐々にゴールに迫る。60分にエンバペ、66分にセルヒオ・ラモスがチャンスを迎えたものの、ここはユヴェントスのGKヴォイチェフ・シュチェスニーがゴールを許さない。それでも69分、メッシからのパスを受けたエンバペが前を向き、門を通すスルーパス。直前にピッチに送り出されたばかりのヌーノ・メンデスが反応すると、そのまま左足でフィニッシュまで持ち込む。ファーサイドに狙い澄ました一撃を沈め、PSGが勝ち越しに成功した。

 78分にはユヴェントス。左サイド深い位置でボールを持ったフェデリコ・キエーザの折り返しから、フィリップ・コスティッチが左足で狙う。GKが弾いたこぼれ球をロカテッリが押し込んだものの、オフサイドのため得点は認められず。

 試合はこのままタイムアップを迎えた。勝利したPSGは他会場の結果次第では首位通過が決まったものの、裏の対戦カードではベンフィカがマッカビ・ハイファに6−1で大勝。この結果、PSGとベンフィカは勝ち点、得失点差、総得点まで全てが並ぶことに。最終的にはアウェイゴール数でベンフィカに上回られ、PSGは2位通過となった。一方、ユヴェントスはマッカビ・ハイファと同じく1勝5敗という成績で大会を去ることとなったが、得失点差で3位となり、ELに回ることが決まっている。

 今後のCLでは、11月7日の12:00(日本時間20:00)に決勝トーナメント・ラウンド16の組み合わせ抽選会が行われる。なお、ラウンド16・ファーストレグは2023年の2月14日、15日、21日、22日に開催される予定だ。

【スコア】
ユヴェントス 1−2 パリ・サンジェルマン

【得点者】
0−1 13分 キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)
1−1 39分 レオナルド・ボヌッチ(ユヴェントス)
1−2 69分 ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン)

サッカーキング

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