ピケが現役引退を発表「ビスカ・バルサ。永遠に」…次節アルメリア戦がラストマッチに

2022年11月4日(金)4時44分 サッカーキング

ピケが現役引退を発表 [写真]=Getty Images

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 バルセロナに所属している元スペイン代表DFジェラール・ピケが、自身の公式Twitter(@3gerardpique)を通じて現役引退を発表した。

 ピケは自身のSNSのビデオを通じてメッセージを発信。「クレの皆さんへ」と切り出し、以下のように自身の想いを伝えた。

「この数週間、そして何カ月も、多くの人が僕のことを話している。今までは口を開いてこなかったけど、みんなに僕の想いを伝えたい。みんなと同じように、僕はずっとバルサのファンだ。サッカーを愛し、クレの一家で生まれた僕は、幼い頃からサッカー選手になりたかったのではなく、バルサの選手になりたかった。最近、小さい頃の自分について考える。あの日のジェラールに『君は夢を全部叶える』と伝えたら、どう思うだろうと」

「バルサのトップチームに入り、可能な限り多くのタイトルを獲得し、ヨーロッパだけでなく世界王者にもなれた。歴史上最高の選手たちと一緒にプレーし、キャプテンのひとりになり、永遠の友だちができた。25年前、僕はバルサに入団し、一度は退団したけど、戻ってくることできた。サッカーは僕にすべてを与え、バルサは私にすべてを与え、そしてクレのみんなも僕にすべてを与えてくれた」

「小さい頃からの夢が叶った今、僕はこのサイクルを終わりを告げる時が来たと伝えたい。僕は常々、バルサの後に他のチームでプレーすることはないと言ってきた。その考えは今もこれからも変わらない」

「次の土曜日がカンプノウで最後の試合になる。クレとしてチームを勇気付けるだけでなく、僕の子どもたちにもバルサへの愛情を伝えていくつもりだ。僕の家族がそうしてくれたようにね。そして、みんなが知っての通り、僕は遅かれ早かれ戻ってくるだろう。カンプ・ノウで会おう。ビスカ・バルサ。永遠に」

 ピケは1987年2月2日生まれの現在35歳。バルセロナの“カンテラ”出身で、2004年夏にはマンチェスター・Uへと完全移籍した。2006−07シーズンにはレアル・サラゴサへのレンタル移籍も経験したものの、マンチェスター・Uでは主力に定着できず。2008年夏に古巣であるバルセロナへの復帰を決断した。バルセロナでは加入初年度から定位置を確保し、2008−09シーズンはラ・リーガ、チャンピオンズリーグ(CL)、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の3冠達成に大きく貢献。バルセロナの歴史に名を刻むチームの主軸として活躍した。

 その後はバルセロナ不動のセンターバックに君臨し、ラ・リーガ、CL、FIFAクラブワールドカップなど実に30ものタイトルを勝ち獲った。また、2009年2月にはスペイン代表デビューを飾り、FIFAワールドカップ南アフリカ2010やEURO2012では優勝に大きく貢献。FIFAワールドカップロシア2018を最後にスペイン代表からの引退を発表していた。

 ここまでバルセロナでは公式戦通算で615試合に出場。内訳はラ・リーガ396試合、CL126試合、コパ・デル・レイ65試合、スーペルコパ16試合、UEFAスーパーカップ2試合、ヨーロッパリーグ5試合、FIFAクラブワールドカップ5試合となっている。これはクラブ歴代5位の数字だ。

 昨シーズンは公式戦40試合に出場するなど主力として活躍していたピケだったが、今季は出場機会が減少。開幕からベンチを温める機会が増え、ここまで公式戦9試合の出場にとどまっていた。5日にホームで行われるラ・リーガ第13節アルメリア戦がピケにとって現役最後の試合となる。


【動画】ピケが現役引退を発表

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