SRO、GTWCアジアのスケジュール等詳細を発表。日本での3戦は『SRO GTパワーツアー』に

2023年11月9日(木)19時47分 AUTOSPORT web

 11月9日、ファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、2024年からGTワールドチャレンジ・アジアと日本で4ラウンドを開催する『ジャパンカップ』を別々のレースで開催するなど、詳細とレーススケジュールを発表した。


 コロナ禍の影響で2020〜2021年にシリーズを開催することができなかったGTワールドチャレンジ・アジアは、2022年から日本で4ラウンドを開催し、そこに参戦する日本チームに『ジャパンカップ』のタイトルをかけることで、盛況を取り戻していた。


 2022〜2023年のジャパンカップは、GTワールドチャレンジ・アジアの“選手権内の選手権”という位置づけだったが、すでにエントラント向けには明らかにされていたとおり、2024年からは日本で4ラウンドが行われることは変わらないものの、この4ラウンドではGTワールドチャレンジ・アジアとジャパンカップが別々のレースを開催することになった。


 まずGTワールドチャレンジ・アジアとしては、4月にマレーシアのセパンで開幕。5月にタイのチャーン・インターナショナル・サーキットで第2ラウンドを行う。一方、6月にはスポーツランドSUGOでジャパンカップが開幕するが、こちらはGTワールドチャレンジ・アジアの開催はない。


 続く6月の富士、7月の鈴鹿、8月の岡山は、GTワールドチャレンジ・アジアとジャパンカップがそれぞれ別々に同じ週末にレースを行うことになる。これらの3ラウンドは総称し、『SRO GTパワーツアー』という名称がつけられた。GTワールドチャレンジ・アジアとしての最終ラウンドは9月で、中国の上海国際サーキットで開催される。


 なお、ジャパンカップはGT3とGT4、GT2、GTCが参加可能。ジャパンカップGT3プロ-アマクラスおよびアマクラスへの出場資格はJAFライセンスを持つドライバーのみとなる。ただしGT4(シルバー-アマとアマクラスを開催)はいくつかの基準に従い、アジア人ドライバーも参戦できる。一方、GTワールドチャレンジ・アジアはGT3のみとなる。


「ジャパンカップのコンセプトは、2021年の導入以来非常に人気があることが証明されているが、エントリーが増加し、グリッドスペースが問題となっている今こそが、コンセプトを進化させるのに最適な時期だ。スーパーGTは最高位に君臨し、スーパー耐久は耐久ベースをカバーしているが、これまで、アマチュアドライバーに焦点を当てた国内GTスプリントシリーズはなかった。それが2024年に変わる」というのはSROモータースポーツ・グループ・アジアのゼネラルマネージャーを務めるベンジャミン・フラナソビッキ。


「我々は最初に岡山でチームとドライバーに計画を伝え、それ以来多くの肯定的なフィードバックを受け取った。たとえばSROがブリティッシュGTで行っているように、GT3とGT4のマシンを均等に分けたいと思っているが、それが来年には可能ではないであろうとも分かっている。しかし、我々はジャパンカップが、費用対効果が高く競争力のある環境でレースをしたいと考えているアジアの GT4アマドライバーにとっての目的シリーズであると考えている」


2024年GTワールドチャレンジ・アジア/ジャパンカップ
開催スケジュール












































































GTWCJapanCupDateCircuitNationalityGTWC RaceJC Race
14月20〜21日セパン・インターナショナル・サーキットマレーシア1H×2
25月11〜12日チャーン・インターナショナル・サーキットタイ1H×2
16月8〜9日 スポーツランドSUGO日本1H×2
326月22〜23日富士スピードウェイ日本1H×21H×2
437月6〜7日 鈴鹿サーキット日本1H×21H×2
548月24〜25日岡山国際サーキット日本1H×21H×2
69月14〜15日上海インターナショナル・サーキット中国1H×2

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