アジアMVPの2年FW西川潤が1得点1アシスト! インハイ準Vの桐光学園が11度目の選手権切符

2018年11月11日(日)19時12分 サッカーキング

全国への切符を獲得し、スタンドの部員と喜びを分かち合った [写真]=野口岳彦

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 第97回全国高校サッカー選手権大会の神奈川県予選決勝が11日に行われ、三浦学苑と桐光学園が対戦した。

 今年のインターハイに出場した高校同士の対決。インハイ予選でも決勝で対戦し、その際は三浦学苑に軍配が上がったが、本大会では桐光学園が準優勝、三浦学苑は8強に終わった。三浦学苑はインハイで優秀選手に輝いたFWウォー・モハメッド(3年)が先発。桐光学園は10月のAFC U-16選手権で大会MVPを獲得し、プロ注目の2年生FW西川潤がスタメンとなった。

 前半は三浦学苑がセットプレーやロングスローといった空中戦を中心にした攻めでやや優位に進めたが、26分に桐光学園の“逸材”が結果を出す。ピッチ中央で西川がボールを持つと、そのまま左サイドへ流れながらドリブルを開始。DFを振り切りながらペナルティーエリアに侵入すると左足でゴール右へと流し込み、桐光学園に先制点をもたらす。

 エースが決めた桐光学園には8分後に追加点が生まれる。左サイドのDF金子開研(3年)が中央へクロスを送ると、FW敷野智大(3年)がゴールに背を向けるような形から左足のインサイドでダイレクトボレー。これがゴール左に吸い込まれて、2点リードで前半を終える。

 点を取るしかない三浦学苑はラインを高くして押し込み、ボランチの松上颯(3年)や両サイドからツートップへ展開するが、ネットを揺らすには至らず。逆に桐光学園はカウンター一閃。相手陣右サイドへのロングボールを西川がDFと体を入れ替えて収めると、反転してからドリブル。追い越したMF阿部龍聖(3年)にラストパスを送り、決定的な3点目をお膳立てした。

 3−0で快勝した桐光学園は2大会ぶり11回目となる選手権切符を獲得。インハイ準優勝のリベンジを果たすため、全国へと進む。

【スコア】
三浦学苑 0−3 桐光学園

【得点者】
0−1 26分 西川潤(桐光学園)
0−2 34分 敷野智大(桐光学園)
0−3 72分 阿部龍聖(桐光学園)

【スターティングメンバー】
三浦学苑(4−4−2)
淺岡琉星(3年):川島陸(3年)、池崎鉄人(3年)、今野功基(3年)、青山樹(3年):末次怜(3年)(59分 浅沼駿吾(3年))、能勢海翔(3年)、松上颯(3年)、杉山十椰(3年)(67分 渡邉天翔(3年)):ウォー・モハメッド(3年)(74分 相原琉希(2年))、川上渚(3年)

桐光学園(4−4−2)
北村公平(1年):岡孝樹(3年)、内田拓寿(3年)、望月駿介(3年)、金子開研(3年):阿部龍聖(3年)(80+2分 中川優(3年))、中村洸太(2年)、国谷敦史(3年)、西牧蓮(3年)(66分 佐々木ムライヨセフ(2年)):敷野智大(3年)(76分 田中彰真(3年))、西川潤(2年)

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