日本代表OBの城氏、闘莉王氏が森保采配に苦言!選手の経験不足や消極策も指摘「今までも手を打たなかった」
2022年11月15日(火)6時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images
強豪国を相手にどんな戦いをみせるのか。
開幕が目前に迫ったサッカーワールドカップカタール大会、日本代表は11月23日にドイツと対戦する。大会初戦で迎える優勝経験国との戦いはその後の展開を占う上でも、極めて大きな意味を持つ試合となる。
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今大会ではグループリーグ突破はもちろん、「ベスト8以上」という目標を掲げる日本代表にとって、サッカー大国であるドイツは大きな壁となって立ちはだかる存在であることは言うまでもない。
難敵攻略の為に日本がどのように試合に挑むのか、日本サポーターは大いに気になるところだが、ワールドカップ出場経験を持つ代表OBらは、厳しい戦いとなることを予想している。
日本が初めてワールドカップ出場となった1998年フランス大会メンバーの城彰二氏は自身のYouTubeチャンネルの『JOチャンネル』で現在の日本代表への思いのたけを叫んでおり、11月13日に配信された「【闘莉王 × 城彰二】森保JAPAN初戦のドイツ戦を徹底討論!」では、同じく日本代表OBの闘莉王氏とともに、ドイツ戦に向けての見解を述べている。
「俺は初戦は難しいと思うの」
城氏はドイツ戦についてそう切り出し、さらに「ディフェンスラインとか後ろはW杯出場経験のある選手もいるけども、前の選手は(経験者が)少ない。その分、思い切りできるかもしれないけども、何もできない可能性もある」として、現主力選手の経験値不足をその理由に挙げている。
さらに「今の連携とかコンビネーションをみていると、全然上手くいっていない気がする」と指摘。加えて指揮官の采配についても「森保さんの選手交代の仕方も、時間を区切って最初から決めている。試合の流れをみていない」と苦言を呈している。
また「前半は少なくとも0−0で終わらせることが絶対」と試合展開に言及する闘莉王氏に対し、その後の選手交代について問われると城氏は「(0−0で進行した場合、後半は)守りに行くでしょ、森保さんは。今までもそうだった」として、あくまでも守りに徹すると予想。
一方で闘莉王氏は「予定通りではなく試合の流れをみて、選手を起用しないとダメ。サッカーは生き物と一緒」と語り、さらには「それをやらなければライセンスを取り上げるべき」と試合展開に応じた選手交代を要求し、言葉に力を込めた。
動画では他に、勝負どころを見極めての選手交代が必要であると強く主張する闘莉王氏に対して、「でも今まで(そういう場面でも)手を打ってないよ」と城氏がこれまでの采配への感想としてチクリと物申す場面も。日本代表の歴史上、最も重要視されるであろう今大会の初戦は、個性的なOB2人によるコメントの通り、消極的な采配での試合展開が繰り広げられるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]