フラッグシップの究極形。『アストンマーティン・ヴァンキッシュS ウルティメイト』

2017年11月16日(木)13時32分 AUTOSPORT web

 英国を代表する老舗スポーツカーブランド、アストンマーティンのフラッグシップとして、最新のアーキテクチャーを用いて誕生した『ヴァンキッシュ』。その高性能版である『ヴァンキッシュS』のクーペ、ならびにオープンモデルのヴォランテをベースに”本質を極限まで追求したクルマ”と謳われる極めて特別なモデル『Vanquish S Ultimate』を設定。11月2日より受注が開始されている。


 最高出力595PSのアウトプットを誇る、アストンマーティンの伝説的な自然吸気6リッターV12エンジンを搭載し、非常に高い評価を受けてきたこのフラッグシップ・モデルが、製品ライフサイクルの最終段階に入ったことを受け世界限定わずか175台となるUltimateエディションが登場。


 優れたレスポンスと洗練性を誇る8速タッチトロニック3オートマチック・トランスミッションが組み合わされ、3ステージ・アダプティブ・ダンピングおよびカーボンセラミック・ブレーキによって現代的なドライビング体験が可能な『ヴァンキッシュS』のダイナミクス性能はそのままに、アストンマーティン・デザインチームによって考え抜かれた3種類のエクステリア・カラーが設定された。


 特別に作成されたカラーとトリムパッケージに加えて『Vanquish S Ultimate』には、各色ともユニークな専用装備の数々が装着され、ローズ・ゴールドの「Ultimate」シグネチャを備えたカーボンファイバー製サイドストレーキ、カーボンファイバー製トレッド・プレートと「Ultimate」シル・プレート、特別なステッチが施されたキルトデザインのシート、「Ultimate」ヘッドレスト刺繍などが施されている。

ローズ・ゴールドの「Ultimate」シグネチャを備えたカーボンファイバー製サイドストレーキなど、多くの特別マテリアルを装備

サイドベントのカーボン製ガーニッシュには、ローズ・ゴールドの『Vanquish S Ultimate』シグネチャが入る


 その最初のデザイナー・テーマは、アルティメットブラック塗装によるモノクローム・デザインで、フロント・エアインテーク、サイドシル、リア・ディフィーザーにはコッパー・ブロンズのグラフィックを採用。


 さらにブラックのエキゾースト・テールパイプ、ブレーキ・キャリパー、ウィンドウ・トリム、5スポーク・ホイールに加えて、ボンネット・ルーバー、フロントグリル、サイドストレーキなどには広範囲にカーボンファイバーが使用される。


 インテリアには、オブシディアン・ブラック・レザーが奢られ、チェストナット・タンによるアクセントとステッチが施される他、ダッシュボードにはツイル・カーボンファイバーが採用されている。


 そのほか、テクニカル・スポーツウェアのスタイルと素材からインスピレーションを得たというキセノン・グレイをベースにコントラスト・カラーのコバルト・ブルーを配したカラーと、クールな印象のホワイト・ゴールドのボディカラーと、暖かい印象のブロンズ・グラフィックから構成され、グロスブラックとカーボンファイバーのディテールを強調した、3つのカラー・バリエーションが用意された。


 それぞれ3つのデザイナー・テーマにはクーペ、ボランテが用意され、価格はクーペが21万1995ポンド(約3212万円)、ボランテが22万3995ポンド(約3330万円)となり、納車は2018年の第一四半期からが予定されている。

595PSを受け止めるカーボンセラミック製ドリルドローターを装着

「モノクローム・テーマ」のカラーには、オブシディアンブラックレザーが奢られ、チェストナット・タンによるアクセントとステッチが施される

オフィシャルサイト:www.astonmartin.com


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