鈴木武蔵、メキシコ戦を心待ちに…R・ヒメネスからは「実際に戦って感じる部分もあると思う」

2020年11月16日(月)19時8分 サッカーキング

メキシコ戦への意気込みを語った鈴木武蔵 [写真]=JFA

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 日本代表FW鈴木武蔵(ベールスホット/ベルギー)が、オンラインでのメディア対応を行なった。

 鈴木は13日に行われたパナマ戦(1−0で勝利)では出場がなかった。ベンチから見た同試合の印象について、「後半は相手の強度が落ちて、間も背後のスペースも空いている印象だったので、(自分なら)動きの部分でチャンスは作れたかなと思って見ていました。(相手の強度が弱まる前は)パナマは力があったなかで何度かサイドを崩すシーンがあったけど、ほぼ互角の戦いだったかなと思います」と振り返った。

 鈴木は17日に対戦するメキシコ代表について「ビッグクラブでプレーしている選手はそんなに多くないけど、すごく力がある。FIFAランク11位で、技術もすごく高い印象です」と警戒。一方で、「そのなかで必ずスキはあると思うので、ゴールを決められたらと思います。(相手センターバックとの個の駆け引き)はどの試合でも楽しみですし、10月の代表戦でもそこはすごく楽しみにしていた。(メキシコ戦では)駆け引きを楽しみつつ、どうやって相手の逆を突いたり駆け引きに勝てるかが、僕個人としてはすごくやってみたいところですね」と意気込みを示した。

 また、メキシコ代表にはイングランド1部プレミアリーグにて、2シーズン連続で2桁ゴールを記録しているFWラウル・ヒメネス(ウルヴァーハンプトン)がいる。鈴木はヒメネスについて、「(参考になる部分は)もちろんあります。(メキシコが3−2で勝利した)韓国との試合を見ても、シュート数もゴール前でのチャンスメイクもすごく多い、それだけの(実力がある)選手。そういう選手はどの試合でも点が取れそうなところをわかっているし、シュートに対して本当に積極的。実際に試合をしてみて感じる部分もあると思うので、すごく楽しみです」と実力を称えた。

 3バックと4バックを併用する日本代表は、パナマ戦では3バックを採用して戦った。鈴木はメキシコ戦でどちらのシステムを採用することになったとしても、「僕の特長が変わることはない」と語る。「3バックのフォーメーションでもここ数年、所属していたクラブでやっていました。僕の場合は3バックでも4バックでもどちらでも大丈夫で、すんなり入り込める印象です。(裏への飛び出しは4でも3でも)変わらないですね。です。もちろん監督の求めていることをやりつつ自分の良さを出すというのは、どのフォーメーションでもやっていきたいです」

 鈴木はクラブでの充実ぶりにも言及。ここまでリーグ戦で8試合に出場して5ゴール1アシストを記録しているなか、メンタル面がプレーに好影響を与えていることを認めた。

「サッカー選手にとって、メンタルの部分は非常に大きな要因の一つです。僕が海外に来てすごく日本と変わった点は、練習の中のゲームでも心から負けたくないという気持ちで臨んでいること。よりハングリーになって、1試合1試合がステップアップのために大事だという感覚でやっているので、それがそういった自信につながっているのかなと思います。 今までも(練習の中でハングリーさが)なかったわけではないですけど、よりヨーロッパで活躍したいっていう思いがヨーロッパに来て更に高まったのだと思います。もちろん(ゴールが)取れている時期っていうのは自信を持ってやれるので、それはすごく(動きに)反映されていると思います」

 一方で鈴木は、目標と語るプレミアリーグでのプレーに向けては、まだまだ課題が多いと捉えているようだ。「ゴール前でもっとシュートバリエーションが増えていかないと厳しいです。背後に抜けるだけじゃなくミドルレンジからの積極性や決めきる力、ゴール前で狭い局面でも落ち着いてプレーする力は、ヨーロッパや代表活動でレベルアップしていけたらと思います」と、自らの改善点を挙げている。

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