トヨタWRCチームが2024年体制を発表。“最強の布陣”を継続し連覇を目指す。勝田貴元はフル参戦へ
2023年11月20日(月)18時25分 AUTOSPORT web
11月20日、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)の2024年体制を発表。ヤリ-マティ・ラトバラがチーム代表を務めるチャンピオンチームが、来季も2023年と同様の布陣で4年連続“三冠”に挑むとアナウンスした。
豊田市の豊田スタジアム拠点に11月16日から19日にかけて、愛知県と岐阜県で開催されたWRC最終戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』で1-2-3-5フィニッシュを飾ったチームが、完勝の喜びに沸いた翌日からさっそく次のシーズンに向けて動き始めた。
フィンランドに拠点を置く同チームは、カッレ・ロバンペラ、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジエ、勝田貴元、4名すべてのドライバーを継続起用する。なお、この中で勝田は今季と同様にフル参戦となることが明らかにされた一方、オジエのプログラムがパートタイムとなるのか、またその場合どのラリーに参加することになるのかは明かされなかった。
ドライバー選手権でシリーズランキング1位、2位となったロバンペラとエバンスのレギュラーコンビは、引き続きフルシーズンエントリードライバーとして、開幕戦モンテカルロから最終戦ラリージャパンまで全13戦で行われる2024年シーズンを戦っていくことになるはずだ。なお、いずれのドライバーもそれぞれのコドライバーに変更はない。
愛知県名古屋市で開催された『2024 WRC・WEC 体制発表』の中では、TGR WRCチャレンジプログラム2期生の活動予定もアナウンスされた。
既報のとおりTGR WRCチャレンジプログム2期生は、来季2024年から山本雄紀と小暮ひかるの2名が欧州での武者修行を継続し、これまで使用してきた2輪駆動のラリー4カーから四輪駆動のラリー2カーによるプログラムに移行することが改めて確認された。
■TGR-WRT 2024年体制発表
チーム:TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム
チームオーナー:豊田章男
チーム代表:ヤリ-マティ・ラトバラ
マシン:トヨタGRヤリス・ラリー1・ハイブリッド
ドライバー/コドライバー:
・カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン
・エルフィン・エバンス/スコット・マーティン
・セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ
・勝田貴元/アーロン・ジョンストン
■TGR WRCチャレンジプログラム
ドライバー/コドライバー:
・小暮ひかる/トピ・ルフティネン
・山本雄紀/マルコ・サルミネン