阪神助っ人ケラーに日米争奪戦! 米移籍専門サイトは「MLB球団が興味を示す理由は簡単」と日本での成功を強調

2023年11月20日(月)16時0分 ココカラネクスト

メジャー契約となれば、3年ぶりの母国復帰となるケラー。熾烈を極める争奪戦の行方はいかに。(C)Getty Images

 日本で声価を高めた助っ人を巡って、水面下での争奪戦が熾烈を極めているようだ。現地11月19日、米移籍専門サイト『MLB Trede Rumors』は、阪神の中継ぎ投手であるカイル・ケラーに日米複数球団が触手を伸ばしていると報じた。

 昨季に鳴り物入りで阪神に入団したケラー。2年間で61試合に登板し、防御率2.51、奪三振率11.29、WHIP1.15と上々の成績をマーク。岡田彰布監督の新体制下で結果が求められた今季だけで絞っても、防御率1.71、奪三振率9.57、WHIP1.44と十分な数字を出していた。

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 ただ、タイトル争いをチームにあって、ケラーは「家庭の都合」(球団発表より)によって8月に帰国。セ・リーグ制覇、日本一の瞬間にも姿はなかった。

 いまだ正式発表はないものの、阪神との契約満了は濃厚となっている。そうしたなかで来季はメジャー復帰の可能性も浮上した。米メディア『Fan Sided』のロバート・マレイ記者の情報を基にした『MLB Trede Rumors』は、「ケラーに対してメジャーリーグの6球団に加え、日本の複数球団が興味を示している」と、日米争奪戦の様相を伝えている。

 具体的な球団名は明かされてはいない。しかし、『MLB Trede Rumors』は「課題だった制球難も過去2年で与四球率8.8%と日本では抑えることに成功している。この日本での好調な数字を考えれば、MLB球団が2024年に向けてケラーに興味を示す理由は簡単に理解できる」と強調。日本で声価を高めた30歳の助っ人に期待を寄せた。

「メジャーで苦戦を強いられてきた30歳を過ぎたリリーバーに、高額な複数年契約が提示される可能性は低いが、ケラーのためにメジャー契約を結ぶ球団が見つかる可能性は確かにある」

 さらに同サイトは、NPBから舞い戻って復活を遂げた例として、元ソフトバンクのマット・ムーア(現フリーエージェント)と元ヤクルトのスコット・マクガフ(現ダイヤモンドバックス)を列挙。そのうえで「ケラーなら彼らと同様にイチかバチかの賭けに出る球団はある」とした。

 もちろん、より条件の良い契約が提示されれば、日本で活躍の場を求める可能性もある。それだけに、日米両球界で繰り広げられる右腕の争奪戦から目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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