ハースF1、ファッションブランドのパーム・エンジェルスと2023年からのパートナーシップを締結

2022年11月21日(月)16時45分 AUTOSPORT web

 F1世界選手権に参戦するハースF1チームは、イタリアを代表するファッションブランドの『パーム・エンジェルス』と2023年シーズンからのパートナーシップ締結を2022年F1第22戦アブダビGPの期間中に発表した。


 パーム・エンジェルスはアメリカ・ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツでフォトグラファーの修士号を取得し、ファッションコミュニケーションの訓練を受けたアートディレクターでもあるフランチェスコ・ラガッツィにより2011年に設立されたファッションブランドだ。


 アメリカのF1チームであるハースと、イタリアのファッションブランドであるパーム・エンジェルスのパートナーシップは、自由な発想を持つブランドとして、つねに予測不可能なプロジェクトに取り組んできたパーム・エンジェルスのブランドビジョンにハースが共感したことで生まれたという。


 このパートナーシップ締結により、2023年のF1に先立ち、パーム・エンジェルスはハースの公式エンタテインメント・キュレーターとなり、来季用のマシンとなるVF-23や、レーシングスーツなどのアパレル、ガレージ、ホスピタリティ、メディアチャンネルのブランディングをしていく予定になっている。さらに両者は、マイアミ、ラスベガス、イタリアのグランプリを中心に、シーズン中の主要マーケットでの活動も展開していくとのことだ。


 このパートナーシップ締結に、ハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表は「パーム・エンジェルスをハースF1に迎え入れることに興奮している。このパートナーシップはF1のパドックに全く異なるダイナミクスをもたらすと確信している」と語った。


「パーム・エンジェルスは独自の道を歩むことを躊躇せず、短期間に驚異的な成長を遂げてきたブランドだ。従来の枠組みを打ち破ろうとする積極的な姿勢を持つハースF1も似たような価値観を共有している」


「パーム・エンジェルスは、品質とクラフトマンシップ、そしてベストなモノ作りへの情熱的な思いがベースになっており、このパートナーシップを推進することで、私たちは多くの楽しみと関わりを持つことができ、これまでとは少し違う、創造的で協力的な関係を築くことができるだろう」


 そしてパーム・エンジェルスの創設者であるラガッツィも、今回のパートナーシップ締結に際し、以下のようにコメントしている。


「パーム・エンジェルスは本質的に物事に対する見方と、多様でありながら的確な視点を持っている。キュレーションとは、私のアプローチを定義するのに今一番納得いく表現方法だと感じている」


「ハースF1チームとのパートナーシップは、物質と非物質の両方を掘り下げ、楽観主義とダイナミズムを基に相乗効果を生み出し、楽観主義とダイナミズムに基づく相乗効果を生み出し、ブランドとしてのパーム・エンジェルスと、F1チームとしてのハースを定義づけていくだろう」


「また、私はスピードがすべてのポジティブな要素を表現していると考えている。パーム・エンジェルスとハースF1はメディアを超えて、一緒に楽しい時間を過ごすことができると確信している」

2022年F1第22戦アブダビGP ミック・シューマッハー(ハース)車のエンジンカウルに入れられたパーム・エンジェルスのロゴ



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