DeNA タイラー・オースティンと契約更新も来季に「求められる働き」とは

2023年11月22日(水)6時0分 ココカラネクスト

98年以来の優勝のために奮起が求められるオースティン(c)ACPHOTO

 DeNAは11月19日、タイラー・オースティン外野手と来季の契約を結んだと発表した。21年オフに3年契約を結んだ助っ人も近年は故障続き、今季も0本塁打に終わったとあって、契約最終年となる来季はいよいよ奮起が求められそうだ。

 契約更新が決まったオースティンは球団を通じて「今シーズンも残念ながら私にとって非常に悔しいシーズンとなりました」と率直な心情を吐露している。

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 3年契約2年目の今季は右ひじの手術で出遅れ、5月に1軍合流も今度は6月の交流戦のヘッドスライディングで右肩を負傷。22試合で打率・277、0本塁打、6打点と期待されたパフォーマンスを残すことはできなかった。本来ならばシーズン終盤のし烈な首位争いのさなかにいてほしい存在であったはずだが、合流は叶わず。9月に米国の病院で右鎖骨遠位切除手術を受け、現在もリハビリを続けている。

 2020年からチームに在籍しているオースティンのキャリアハイは107試合に出場し、打率・303、28本塁打、74打点をマークした21年の成績。その翌年から3年総額8・5億円の大型契約(推定)を結んだが、翌年の22年は38試合、23年シーズンは22試合と度重なる故障で逆に出場試合を減らし、チームに貢献できていない現状がある。

 98年以来の優勝を目指すチームにとって、強力打線にさらなる厚みを加えるためにも助っ人の打撃は欠かせないピースともなる。

 球団を通じてのコメントには通訳から教わったという「雨降って地固まる」ということわざを用いながら「私自身としてもやり残したことがまだまだあると思っています。以前よりも強くなって帰ってきて、最高のベイスターズファンの皆さまと悲願の日本一を達成できるように頑張ります!」とパワーアップして、チームの力になりたいと決意を語っている。

 まずは年間通して安定したパフォーマンスを首脳陣、ファンも待ち望んでいる。3度目の正直となるか、来季は元気な姿を期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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