【巨人】今季大きく飛躍を果たした新55番、秋広優人のレギュラー定着に解消すべき「2つの課題」とは

2023年11月23日(木)13時17分 ココカラネクスト

スケールの大きい打撃も魅力とされる秋広(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2年連続4位とBクラスから巻き返しを図る巨人では若手の奮起が欠かせない。

 注目となりそうなのは、新ゴジラ、55番を背負う秋広優人にもある。プロ3年目となる今季は飛躍の年となった。121試合に出場し、打率・273、10本塁打、41打点とキャリアハイの成績を残した。身長2メートルと恵まれた体格から繰り出されるやわらかな打撃は天性のものと認められており、来季はいよいよレギュラー定着となるか、期待が高まっている。

【関連記事】巨人 中田翔が選択した「第三の道」 3億円を捨てた背景にある切実さと「注目球団」とは

 一方で超えるべき課題もある。来季は一塁を主砲の岡本和真が守り、遊撃を門脇誠が守るなど、内野の布陣が固まっている。秋広が出場機会を求める外野に関して、阿部慎之助新監督も白紙を打ちだしており、し烈な外野手争いを勝ち抜く必要がありそうだ。

 その点でいけば、守備力強化は欠かせないポイントともなる。今季は外野守備で緩慢な動きを見せ、首脳陣に指摘を受けたこともあった。外野手のポジション争いには浅野翔吾、萩尾匡也、岡田悠岐、オコエ瑠偉、松原聖弥、重信慎之介、ベテランの丸佳浩、長野久義、梶谷隆幸が控えるなど一大激戦区となっている。守備力強化もポジション争いの大事な鍵を握りそうだ。

 また打撃においては左投手対策も求められそうだ。対右投手に関して打率・306と安定した成績を残すも対左投手には・210と落ち込んだ。9月に入ってスタメン落ちが続いた背景には苦手な左投手攻略に苦しんだ要因もあった。右、左関係なくコンスタントに成績を残すこともレギュラー獲得に必須なポイントとなる。

 今オフは師弟関係を結ぶ中田翔が自由契約を選択するなど大きな動きもあったが、誰からも愛される生来の明るさは秋広のストロングポイントの一つ。また、遊撃レギュラーを獲得した門脇誠、秋広の活躍はV奪回を目指すチームを盛り立てる欠かせないピースともいわれている。

 来季はどんな躍動した姿を見せてくれるのか。さらなる成長を期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「巨人」をもっと詳しく

「巨人」のニュース

「巨人」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ