「残留争いしてる場合じゃない」…完敗を糧に興梠慎三は来季を見据える

2019年11月24日(日)23時27分 サッカーキング

[写真]=兼子愼一郎

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 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦が24日に行われ、浦和レッズとアル・ヒラルが対戦した。試合はスコアレスで折り返すと、74分にアル・ヒラルが先制点をマーク。その後、浦和は得点を目指し前がかりになると、アディショナルタイムにはカウンターから2点目を許し、0−2で敗戦。2戦合計0−3の完敗で浦和のACLは幕を閉じた。

 試合後、キャプテンマークを巻いてピッチに立った興梠慎三は、「正直、『もっとできる』と思っていたんですけど…。失点したら難しくなるとチームでも言っていた。あの1点が全てだったと思います」と敗戦を振り返った。

「(アル・ヒラルは)攻撃も守備もチームとしてすごくまとまっていた。個の能力は向こうの方が上回っていたと思います」

 エースとしてチームを牽引してきた興梠は、今季のACLで8得点をマーク。その内6得点はアウェーで挙げた得点だった。浦和の決勝進出は興梠の力なしには語れないが、決勝で無得点に終わったことを後悔している。

「重要なときに決めるのがエースなので、まだまだ力不足ですね…」

 ACLとは対照的に浦和は現在、リーグ戦で13位と苦しんでいる。J1・J2入れ替え戦への出場となる16位までの勝ち点差は「4」。残り2試合は決して消化試合とは呼べない正念場だ。

 それでも興梠は、「この悔しさを忘れちゃいけない。この舞台に戻るにはリーグ戦で優勝、上位に入らないと。残留争いなんかしている場合じゃない。残留を決めて、来年リーグ戦で優勝して戻ってきたいと思います」と、残り2試合での残留決定と、来シーズンのリーグ優勝、さらにその先のACL出場を目指していた。

サッカーキング

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