6.5Lハイブリッド搭載『ランボV12』ランボルギーニが2020年春登場のビジョン・グランツーリスモ発表

2019年11月26日(火)13時51分 AUTOSPORT web

 ランボルギーニは11月24日、モナコのモンテカルロで開催された2019年FIAグランツーリスモ・チャンピオンシップ・ワールドファイナルのなかで『ランボV12ビジョン・グランツーリスモ(Lambo V12 Vision Gran Turismo)』をワールドプレミアした。


 イタリアのスーパーカーブランドが発表したこの新型コンセプトカーは、プレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』にて展開されている、各自動車メーカーが考える先見性を具現化した“ビジョン・グランツーリスモ”シリーズの最新モデルだ。


 ランボV12ビジョン・グランツーリスモの発表に際して、ランボルギーニのステファノ・ドメニカリ会長兼CEOは次のように語った。


「ランボルギーニはまだ誕生して間もないブランドだが、だからこそ今日、私たちは最新のバーチャルビジョンをリアルモデルとして紹介することにした」。


「非常に未来的かつクールなデザインで、若いeスポーツレーサーや、スーパースポーツカーの愛好家などに楽しんでもらえると考えている」


 ドメニカリの言葉にもあるように、未来を感じさせるエクステリアデザインをまとうランボV12ビジョン・グランツーリスモは、その開発において「fun to drive.(運転する楽しみ)」が強調されているという。


 それを象徴するのがフェンダーからキャビンが独立したクローズド・シングルシーター形式のマシンデザインで、その設計は同ブランドのDNAに基づいたものになっている。


 また、架空のクルマではあるが、すべてのランボルギーニモデルの象徴的シルエットである“シングル・センター・ライン”を取り込むと同時に、Y型テールライトを備えたリヤウイングや、同社が1968年に発表した『マルツァル』にインスパイアされた六角形のサイドウインドウなどが採用された。


 きわめて未来的な外観に合わせるように、インテリアも戦闘機のコクピットを思わせるつくりになっており、ステアリングにドライビングに必要な制御装置を集約。インフォメーションは前方に投影される仕組みとなった。ドライバーの乗り降りは前方からだ。


 パワートレインは2019年9月に発表された同社初のハイブリッドマシン『ランボルギーニ・シアンFKP 37』と同じ6.5リットルV12自然吸気エンジン+ハイブリッドの組み合わせとなるランボV12ビジョン・グランツーリスモ。ゲーム内での登場は2020年春頃になる予定だ。

モンテカルロで世界初公開されたランボルギーニ・ランボV12ビジョン・グランツーリスモ
Y字型のテールランプを備えたランボV12ビジョン・グランツーリスモのリヤウイング
モンテカルロで世界初公開されたランボルギーニ・ランボV12ビジョン・グランツーリスモ
ランボV12ビジョン・グランツーリスモ(エクステリア・サイド&リヤ)
ランボV12ビジョン・グランツーリスモは、フェンダーとキャビンが完全に独立している。
ランボV12ビジョン・グランツーリスモにサイドドアはない。ドライバーはフロントウインドウを上方に跳ね上げて乗り降りする。
ランボV12ビジョン・グランツーリスモ(エクステリア・サイド)
ランボV12ビジョン・グランツーリスモのコクピットイメージ


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