巨人 若手投手陣が「脱・桑田コーチ」を打ち出す理由

2022年11月28日(月)11時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 今季躍進した巨人の若手投手陣の間で「桑田コーチ離れ」を宣言する声が出ている。

 今季5勝をあげた山崎伊織投手(24)は26日に契約更改を行い、1300万円アップの2500万円(年俸は推定)となった。

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 プロ2年目となった今季は飛躍の年となった。昨年はトミー・ジョン手術の影響で一軍登板はなし。今季は開幕ローテーションに入ると4月28日のDeNA戦(横浜スタジアム)で6回無失点の好投で、プロ初勝利を記録。今季は20試合に登板し、防御率・3・14、5勝5敗。

 実質的なプロ1年目となった今季に関して「初めてプロ野球の試合で投げさせてもらって、まだまだ力不足を感じた」と山崎伊。今季までチーフコーチを務め、来季からファーム総監督となる桑田氏と二人三脚で歩んできたことを振り返った上で、こう語った。

 「『来年が本当の勝負だよ』と(桑田コーチから)言っていただいた。来年からは桑田さんが2軍に行くので、桑田さんと会わないように1年間先発として勝てるように頑張りたいと思います」と「独り立ち」を誓ったのだ。

 この発言にはこういった声も上がる。

 「今季躍進した守護神の大勢、赤星、山崎伊、堀田など皆、桑田コーチの薫陶を受けてきた。桑田コーチが原監督とときに激しく意見を戦わせながら、起用してきたことも伝えられている。若手投手陣はとにかく活躍することが恩返しになると感じているのではないか」(放送関係者)

 山崎伊の「脱・桑田コーチ」発言の裏にはプロとしてやっていくための強い決意が込められているというのだ。

 実際にV奪回のためにはこれら若手投手陣の活躍が欠かせない。年間通じて「桑田コーチと会わない」約束が果たされるか。恩師のためにも大暴れといきたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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