レッドソックスは今永昇太を獲得すべきか?”メリット”と”リスク”を専門メディアが指摘

2023年11月29日(水)20時36分 ココカラネクスト

メジャー挑戦を目指す今永。WBCでの実績を各球団は高く評価しているようだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 11月27日、DeNAが今永昇太のポスティングによるメジャーリーグ移籍の申請手続きを行なったことを発表した。

 いよいよここから、念願の米球界移籍に向けてのMLB球団との交渉が進められる。翌日には、同じくメジャーを目指している日本ハムの上沢直之がポスティング申請を完了したことも伝えられており、新たなNPB出身のメジャーリーガー誕生への期待が、一気に膨らむこととなった。

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 特に、サウスポーの先発投手として活躍を続けてきた今永には、はやくから多くの球団が関心を寄せていた。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でのパフォーマンスもあり、その存在は米国内で広く知られることとなった。

 申請手続き完了となった日本人左腕に対し、現地メディアでもメジャー球団の戦力として獲得を望むとする声がさらに高まっている。

 スポーツサイト『FANSIDED BoSox Injection』が現地時間11月28日(日本時間29日)に、レッドソックス先発陣の補強についての特集記事を配信した。レッドソックスの情報を専門に扱う同サイトでは、獲得を目指していたとされる、ツインズからFAとなっていたソニー・グレイがカージナルス入りとなったことを受け、新たなターゲットとして候補となる投手を紹介している。

 トピックの中では、カブス、レンジャーズからそれぞれFAとなったマーカス・ストローマン、ジョーダン・モンゴメリー、さらにオリックスからポスティングでのメジャー移籍を目指している山本由伸とともに、今永も名を連ねた。

 同メディアは今永について、左腕からのスプリットやチェンジアップのクオリティや制球力の高さなど、ピッチングのスキルを称えつつ、予想される契約内容にも触れており、「コストをかけずに、レッドソックスのローテーションのバックエンドを本当に助けることができる選手として注目に値する」と評価。

 さらに、「5年程度、8桁の高額の契約を要求されるだろうが、最近のフリーエージェントにおける優秀な先発投手のコストを考えれば、妥当な額と言えるだろう」と主張。巨額費用を要しないものと見通している。

 獲得候補として前向きな説明が並ぶ中、その一方で、「しかし、イマナガにリスクがないわけではない」と同メディアは指摘。「MLBの打者と対戦する際に、打者を圧倒する素質を持っていないことに加え、イマナガはすでに30歳である」と綴っており、その上で「ジャスティン・バーランダー、クレイトン・カーショーなど、投手が30代後半以降もリーグで優位に立つのを我々は明らかに見てきたが、契約期間をどの程度にするべきかについては、ある程度の注意が必要である」として、年齢についての懸念も示している。

 NPBや国際舞台でも確かな実績を残してきた今永。新たなステージを見据え、期待や不安など様々な声が聞こえるものの、その磨き抜かれた左腕を求め、名乗りを挙げる球団は少なくないはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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