鹿児島が5年ぶりにJ2復帰! 最終節は鳥取とドローも、得失点差で富山を上回る

2023年12月2日(土)17時1分 サッカーキング

鹿児島が2019年以来のJ2へ! [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 明治安田生命J3リーグ第38節(最終節)の全試合が12月2日に行われ、鹿児島ユナイテッドFCのJ2昇格が決まった。

 今季の明治安田生命J3リーグでは、既に愛媛FCの優勝とJ2昇格が決定。最終節では、残る1つの枠を2位鹿児島と3位カターレ富山が争った。両者の勝ち点差は前節終了時点でわずかに「2」。鹿児島は勝利すれば無条件で昇格が決まり、ドローで終えた場合も、富山が8点差で勝利しない限りは昇格を決められるという有利な条件で敵地開催の最終節ガイナーレ鳥取戦に臨んだ。

 前半はスコアレスで終了すると、後半に均衡が破れる。56分、鳥取のクロスボールがペナルティエリア右に流れると、普光院誠が中原秀人に倒され、鳥取にPKが与えられる。このPKを普光院自身がゴール左上へ沈め、鳥取が先手を取った。

 一方、最終節でY.S.C.C.横浜をホームに迎えた富山は、8分に松村航希の得点を許して先手を取られたものの、前半アディショナルタイムには敵陣でクリアボールを回収し続けて連続攻撃へ。左サイドで切り返した安光将作が右足でクロスボールを送ると、ファーサイドに入った高橋駿太がヘディングシュートでゴールネットを揺らし、1−1の同点に追い付いた。後半に入っても1−1のまま試合は進行する。

 このままだと鹿児島は敗れても昇格が決まる状況ではあったが、76分にはJ2行きを大きく手繰り寄せる1発が決まる。鹿児島は左サイドからボールを持ち運ぶと、鈴木翔大とのワンツーでゴール前に侵入した山本駿亮がフィニッシュまで持ち込む。右足で狙い澄ました一撃が決まった。途中出場の2人が大仕事をやってのけ、鹿児島が試合を振り出しに戻した。

 鹿児島はこのまま試合終了。富山は後半アディショナルタイムにアルトゥール・シルバがPKを決め、2−1で勝利したが、得失点差で鹿児島を上回ることができなかった。この結果、鹿児島が2019シーズン以来、5年ぶりのJ2復帰を決めた。

 両チームの試合結果は下記の通り

【スコア】
ガイナーレ鳥取 1−1 鹿児島ユナイテッドFC
カターレ富山 2−1 Y.S.C.C.横浜

【得点者】
▼鳥取vs鹿児島
1−0 56分 普光院誠(ガイナーレ鳥取)
1−1 76分 山本駿亮(鹿児島ユナイテッドFC)

▼富山vsYS横浜
0−1 8分 松村航希(Y.S.C.C.横浜)
1−1 45+4分 高橋駿太(カターレ富山)
2−1 90+7分 アルトゥール・シルバ(カターレ富山)

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