アジアン・ル・マン・シリーズが2022年の暫定エントリーを発表。最多の39台が参戦へ

　12月2日、アジアン・ル・マン・シリーズ（AsLMS）は2022年2月11〜12日にドバイ・オートドロームで、2月19〜20日にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催される2022年シリーズについて、暫定エントリーリストを発表した。これまでで最多の39台が参戦する。

　2019年まではセパンやタイ、さらに日本などでも開催されてきたアジアン・ル・マン・シリーズ。ル・マン24時間のエントリー枠を手に入れられることから、ヨーロッパなどからも注目を集めるシリーズに成長していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年は中東で2週間4レースの集中開催に変貌。ヨーロッパのチームからは、さらに注目を集めるシリーズに変貌していた。

　そんなアジアン・ル・マンは、2022年も2月11〜12日にドバイで第1戦／第2戦を、2月19〜20日にアブダビで第3戦／第4戦を開催する集中開催のスタイルが採られているが、その参戦のしやすさが影響したか、これまでで最多の39台ものエントリーを集めた。

　プロトタイプは、LMP2が4台、LMP3が10台と合計14台を集めた。またGT3カーで争われるGTクラスは25台ものエントリーを集めており、ヨーロッパの強豪チームが多数参戦。また、アウディR8 LMSエボ2、BMW M4 GT3といった最新の車両が実戦投入されることから注目を集めそうだ。

　日本からは唯一のエントリーとして、2021年も参戦したD’station Racingがエントリーした。車両はもちろんアストンマーテイン・バンテージAMR GT3だ。WEC世界耐久選手権でも共闘したTFスポーツとの協力関係が敷かれそうだ。

「新シーズンのアジアン・ル・マンのふたたび有望なものとなる。さまざまな地域から39台の車両が参戦し、トラック上ではエキサイティングなショーが展開されるだろう」とフランス西部自動車クラブのピエール・フィヨン会長。

「コンペティターは2週間の間にふたつのコース、そして昼も夜もレースを戦うことができる。このイベントは耐久レースの世界が待ち望んでいたイベントだ。2月11日、ドバイで会おう」

　暫定エントリーリストは下記のとおりだ。

2022 アジアン・ル・マン・シリーズ
暫定エントリーリスト

LMP2

LMP3

GT