フォーミュラE:アウデイジャパン 2017/18第1戦/第2戦香港 レースレポート

2017年12月5日(火)6時5分 AUTOSPORT web

アウディ、フォーミュラEシーズンの初戦を5位で終える


◆レース1:ダニエル・アプトが素晴らしい追い上げを見せ5位フィニッシュ


◆レース2:ダニエル・アプトはチームの管理ミスで失格。アウディスポーツ・アプト・シェフラーは異議の申し立てを発表


◆昨年チャンピオン、ルーカス・ディ・グラッシはレース1、2ともに完走するもポイント獲得を逃す


 2017年12月2〜3日、香港:フォーミュラEの開幕戦が香港で開催され、土曜日に行われたレース1で、ダニエル・アプトが5位に入りました。昨年のチャンピオンのルーカス・ディ・グラッシは、セバスチャン・ブエミと衝突し、ポイントを獲得することはできませんでした。
 
 一方、翌日曜日のレース2ではアプトはレースでは圧倒的な強さを見せたにもかかわらず、チームの管理上のミスが原因で勝利を剥奪されてしまいました。アウディスポーツ・アプト・シェフラーは、レース失格に対して異議を申し立てる意向を通知しました。


土曜日レース1


 アウディスポーツ・アプト・シェフラーのニューマシン、アウディe-トロンFE04は、スタートから素晴らしい走りを見せたものの、アウディの両ドライバーは運に見放されてしまいます。予選が赤旗中止になったため、アプトとディ・グラッシは、それぞれ4番および6番グリッドからの再スタートとなりました。


 大荒れとなったこのレース1で、アプトは表彰台圏内を順調に走行していましたが、ピットストップで大きくタイムをロスし、9番手に後退してしまいます。

セバスチャン・ブエミと接近戦を演じたルーカス・ディ・グラッシ(アウディスポーツ・アプト・シェフラー)

 
 その後アプトは、5位までポジションを上げます。「明るい面に目を向ければ、マシンが非常に速いということです」と、新たにアウディ・ファクトリードライバーとなったアプトは語りました。


 一方ディ・グラッシは、レース序盤で、最大のライバルであるブエミと激しい6番手争いを繰り広げました。しかし、ブエミがディ・グラッシにアタックした際に接触し、右リヤサスペンションにダメージを負ってしまいます。
 
 そのため、ディ・グラッシは、早い段階で2台目のマシンに交換を余儀なくされ、最終的に周回遅れの18位でフィニッシュしました。


日曜日レース2


 レースは大波乱の展開となり、アウディにとって残念な結果で終わることになりました。レース後の車検において、アプトの車両が、テクニカルパスポートとマシンの部品番号が違っていることを指摘されました。
 
 これにより、部品が同一であり完全にホモロゲーションに準拠しているにもかかわらず、レース結果からの除外が決定されました。


「ダニエル・アプトは、2日間ともに素晴らしい走りを見せて、勝利に値する活躍をしました。疑惑の対象となっているのは、私たちに何のアドバンテージももたらさない、マシンの部品番号の管理ミスです。私たちは、すべての詳細を明確にすることを望んでいます。そのため、異議を申し立てることを発表しました」と、アウディスポーツ・アプト・シェフラーのチーム代表を務めるアラン・マクニッシュは語っています。


 またディ・グラッシのマシンにはバッテリーの問題が発生して、週末の2レースともにポイント圏外での完走となりました。
 
「2日間のレースで、力強いパフォーマンスを見せることができたことが今回の収穫です。しかし、日曜日の夜に起ったことは想定外でした」と、アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスはコメントしています。

開幕2ラウンドの舞台となった香港市街地コース


*本リリースは、ヨーロッパ仕様に基づくAUDI AG配信資料の要約・翻訳版です。


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