FIA F2:アブダビテストで「現実をつきつけられた」佐藤万璃音。一方で成長ぶりも示す

12月7日(金)16時40分 AUTOSPORT web

 2018年のFIAヨーロピアンF3選手権にフル参戦した佐藤万璃音が、11月29〜12月1日にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われたFIA F2のポストシーズンテストに参加した。


 万璃音は2018年、ヨーロピアンF3にモトパークからフル参戦したほか、11月15〜18日にマカオで行われたF3ワールドカップにも同じくモトパークから挑んだ。


 そんな万璃音は「自分のレース人生の財産とするため」に、アブダビで開催されたF2のポストシーズンテストに参加。1日目と3日目にカンポス、2日目にBWTアーデンのマシンを駆った。


 初日、カンポスの14号車に乗った万璃音は「F2だからといっても特別に意識することなかったです」と語り、初体験のF2マシンにアジャストしていく。


「印象的だったのはF3に比べてブレーキがよく効くこと。エンジンパワーは想定内でしたが、ターボラグの対処は少し難しい。ハロはあまり気になりません。ステアリングはF3よりも軽く、体力的にもまったく問題ありません」


 しかし初めて乗るF2のマシン、そして初経験のピレリタイヤにうまくアジャストしきれず、「クルマの持つパフォーマンスを十分に引き出せませんでした」とした万璃音は初日のセッションを18番手で終えた。

カンポスのマシンを駆る佐藤万璃音


 2日目、2018年シーズンに福住仁嶺が駆ったBWTアーデンの12号車をドライブした。「とても乗りにくく、コースとクルマの動きがあっていない」と苦戦を強いられた。


 そんな苦しい状況なか万璃音は、セットアップを変更しながら60周近く走行を重ね、初日から約0.7秒のタイムアップを果たした。ヨーロピアンF3選手権で万璃音としのぎを削ったラルフ・アーロンを上回り、18番手で走行を終える。


 最終日、万璃音はカンポス14号車のシートに戻りテストを重ねる。同チームから出走していたジャック・エイトケンから0.6秒落ちのタイムだったものの、初日のベストタイムから1秒のタイムアップ。トップとの差を3日間で3.3秒から1.5秒に縮める走りをみせ、16番手でF2のテストを終えた。


「3日間を走りきり、成長することができました。一方で速く走れなかったという経験もしました。現実を突きつけられました。でも、自分のほうがGP2、F2経験者よりも乗れているコーナーもあり、決して悪くない3日間でした」


 万璃音の2019年シーズンについては未定。F2テストを経験し成長を遂げた万璃音のさらなる飛躍に期待したい。

アーデンのF2をドライブする佐藤万璃音


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